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トライオード初、KT150真空管プリメインアンプ「MUSASHI」

トライオードは、KT150真空管を搭載するプリメインアンプ「MUSASHI」を、8月1日より一部販売店(トライオードプレミアムショップ)で発売する。価格は58万円。

MUSASHI

創立25周年を記念し、海外市場向けに開発・導入した真空管アンプ。同社製品では初めてKT150を採用したモデルで「KT150のサウンドを国内の方々にも楽しんでいただきたく、国内市場に向けて発売する」としている。モデル名は、同社の本拠地である埼玉県にちなんで命名したという。

KT150真空管の力強いサウンドが堪能できるというAB級プッシュプルの回路構成を採用し、定格は100W×2ch。電源は大型トロイダル電源トランスとSiCショットキーバリア整流ダイオードの構成で「効率が良く強力で、レスポンスの早い力強いサウンドを支える」としている。KT150×4基に加え、12AU7真空管を4基使用する。

フロントパネルにはバイアスメーターを装備。シャーシ天面のバイアス調整ボリュームでバイアス調整ができる。

ライン入力4系統、フォノ入力(MM)1系統のほか、本機をパワーアンプとして使えるメイン入力を用意。テープアウト出力、スピーカー出力(4~8Ω)を各1系統備える。

周波数特性は8Hz~70kHz(-3dB)で、SN比は93dB。入力感度/インピーダンスは、ライン入力が480mV/100kΩ、フォノ入力が2.5mV/47kΩ、メイン入力が920mV/10kΩ。

消費電力は520W。外形寸法が440×370×220mm(幅×奥行き×高さ)、重量が34.5kg。真空管ボンネット、電源ケーブル、リモコンを付属する。