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Technicsの定番DJヘッドフォン刷新「EAH-DJ1200」。ケーブル着脱対応、耐久性UP

パナソニックは、テクニクス(Technics)ブランドのDJヘッドフォン「EAH-DJ1200」を11月15日に発売する。価格は18,000円。

EAH-DJ1200

ターンテーブルSL-1200MKシリーズとともに世界中のDJから高い評価を受け、1996年の発売以来、累計販売台数50万台を超える定番ヘッドフォンの「RP-DJ1200」をベースに、音質や操作性、耐久性を向上した新機種。プロのDJからホームDJまで、あらゆるスタイルのDJに、DJヘッドフォンの新たなスタンダードモデルとして提案するという。

EAH-DJ1200

現代のDJプレイに適した音を目指し、プロのDJとクラブなどの現場で検討を重ねて開発。大音量の環境下で次に流す曲のテンポ(BPM)やピッチをモニタリングしやすいクリアな音質と、長時間の使用でも聴き疲れしにくい最適な低域と高域のバランスを実現したという。

新開発の40mm径ドライバーにはCCAWボイスコイルと、強度と内部損失特性に優れたPEEK(ポリエーテルエーテルケトン)フィルム振動板を採用。RP-DJ1200の音質を踏襲しながら、低歪みで2,500mWの高耐入力を実現した。ドライバー前後のエアフローも改良、トータルバランスに優れた音質に仕上げたという。

新開発40mm径ドライバー

片耳モニタリングのスタイルに合わせたコンパクトなオンイヤータイプで、ハウジング部の270度回転機構を備えたRP-DJ1200のデザインを継承。より使いやすさにこだわって新設計された。ハウジング部は密閉構造化により剛性を高め、吸音材の導入により遮音性能を向上。

ハウジング部は270度回転可能

本体デザインはマットブラックにロゴをグレーとした配色で、ターンテーブルのSL-1200MK7と揃えたカラー。 ハウジング部は折り畳んで収納可能。付属のポーチで持ち運べる。

SL-1200MKシリーズと合わせた本体カラー
折り畳み時

DJプレイ現場でのハードな使用にも対応できるように各部の耐久性も向上。ヘッドバンド部とイヤーパッド部には、汗などの水分による劣化に強い合成皮革を採用。ハウジング部の270度回転機構は、繰り返し使用による保持性能の低下を抑えるため、耐摩耗性の高いステンレス軸とPOM(ポリアセタール)ワッシャーを採用した。

イヤーパッドは劣化に強い合成皮革(右)を採用。左は従来機RP-DJ1200のイヤーパッド

片側出しのケーブルは新たに着脱可能となった。ロック機構も備え、DJプレイ中のコードの脱落を防げる。付属ケーブルはカール(約1.5m、伸張時約2.2m)と、ストレート(約1.2m)の2種類。DJプレイやカジュアルリスニングなど、用途に合わせて選べる。プラグ部はL型ステレオミニで、耐久性と機器との接続のしやすさに配慮した。ステレオミニ-標準プラグアダプター(カールケーブル専用)も付属する。

ケーブルは着脱可能でロック機構も備える
カールケーブル
ストレートケーブル

再生周波数帯域は8Hz~30kHz、インピーダンス(カールケーブル使用時)は45Ω。音圧感度は106dB/mW。最大入力は2,500mW。ケーブルを除く重量は約233g。