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フォステクス、フルレンジスピーカーユニット新定番「FE-NV」の12～20cm
2019年10月15日 07:45
フォステクスカンパニーは、フルレンジスピーカーユニット「FE-NV」シリーズの新モデル3製品を11月中旬より発売する。価格は、12cm径の「FE126NV」が7,900円、16cm径の「FE166NV」が11,500円、20cm径の「FE206NV」が15,800円。
FE-NVシリーズは、フルレンジスピーカーユニットの定番と位置付けていたFE-Enシリーズの後継モデル。販売中の8cm径スピーカーユニット「FE83NV」、10cm径「FE103NV」に、今回の12/16/20cm径モデルを追加。計5サイズで展開する。
各サイズの特徴については「FE126NVは、小口径スピーカーとは一線を画す豊かな低音と煌びやかな中高音域とがブレンドし、音楽を際立たせる。FE166NVは、低音域から高音域まで均整のとれたサウンドと立体的な音場空間が調和して、魅力ある音楽再生を実現。FE206NVは、大口径ならではの迫力ある低音、そして軽やかな高音によるライブ感に満ちた音楽再生を楽しめる」としている。
超叩解ケナフを主材料とするコーン紙を採用。非木材パルプの長繊維と短繊維を混合することで、適度な内部損失と剛性を持たせ、さらに副材に化学繊維と鉱石を混合することで伝搬速度の向上と、高剛性化を実現した。
ハトメの重量が振動板に付加されることで重量バランスが不均等になり、不等分割共振が発生するのを防ぐため、ハトメレス化により中音域の高調波歪を低減したという。
ハトメレスと合わせ、ボイスコイルとダンパー、コーン紙を同一円周上で接着する3点接着を継続するため、FF-WKシリーズで既に開発されたポケットネックダンパー方式を採用。また、ダンパーの形状と材料を見直すことで、既存のEnシリーズよりも直線性の高い振幅特性を実現したとしている。
入力端子は、ファストン205タイプの低損失金メッキ端子を採用。音質劣化を防ぎ、スピーカーケーブルの確実な接合を可能にした。
3モデルともインピーダンスは8Ω。再生周波数帯域はFE126NVとFE166NVがf0～22kHz、FE206NVがf0～18kHz。出力音圧レベルは、FE126NVが92dBで、FE166NVが94dB、FE206NVが96dB。バッフル開口寸法は、FE126NVが104mm、FE166NVが146mm、FE206NVが185mm。
【お詫びと訂正】記事初出時、FE166NVの出力音圧レベルを84dBと記載しておりましたが、94dBの誤りでした。お詫びして訂正します。(10月15日)