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DALI初のヘッドフォン「IO」。「スピーカー同様のクラス最高サウンド」

ディーアンドエムホールディングスは、デンマークのスピーカーブランド、DALIの初ヘッドフォン「IOシリーズ」を11月下旬に発売する。価格はアクティブノイズキャンセリング機能(NC)を備えた「IO6」が55,000円、NC非搭載の「IO4」が43,000円。カラーはアイアン・ブラック、キャラメル・ホワイト。

左から「IO4」キャラメル・ホワイト、「IO6」アイアン・ブラック

「プロジェクトチームを作り、35年余りにわたるDALIのスピーカー製造、音作りのノウハウを結集した」というヘッドフォン。「オーセンティックDALIサウンドともいえるDALIスピーカー同様のクラス最高のサウンド・クオリティを誇るワイヤレス・ヘッドフォンとして誕生した」という。

どちらも密閉型のアラウンドイヤータイプで、50mm径のフリーエッジ・ダイナミック型ドライバーを搭載する。ヘッドフォンとしての基本的な仕様は共通で、IO6はIO4をベースとしながら、NC機能を搭載。バッテリの持続時間はIO6が最長30時間、IO4は最長60時間となっている。

IO6のNC機能には、周囲の音をヘッドフォンのサウンドに混ぜ、ヘッドフォンを装着したままでも周囲とコミュニケーションが取れるトランスペアレンシーモードも備えている。

Bluetooth 5.0に対応。コーデックはAAC、aptX、aptX-HDに対応する。

ハイファイスピーカーと同じ基本理念で設計。すべての周波数帯域において脚色のない、低歪でかつ正確、そしてダイナミックな再生が可能」というカスタムメイドのドライバーを採用。紙繊維を巧妙に配分した振動板で、「音楽の瞬間のディテールと、際立つクリアなサウンドを再生する」という。

カスタムメイドのドライバーを採用

共振を最小限に抑え、かつ強度を持つエンクロージャーを採用。周囲の騒音を遮断するパフォーマンスを向上させるため、ドライバーとエンクロージャー間に振動を抑えるダンパーも装備している。

形状は人間工学に基いて設計。イヤーカップの角度やヘッドバンドの曲線とイヤーパッドの組み合わせを多くのプロトタイプで追求したという。パッドには、形状記憶可能なフォームを採用。合成皮革でカバーし、高い耐久性と快適な装着感を実現した。

軽量さや耐久性の向上にも注力。実生活での使用を想定したテストを行ない、その使用に耐えるように設計。IP53レベルの防塵、防滴テストもクリアしている。ハウジングは90度曲げられるため、コンパクトに収納できる。

IO6
IO6

主要なコントロールボタンは右側のイヤーカップに装備。DALIのロゴを冠したプレートはマルチ・ファンクション・ボタンとなっており、再生、曲送り、電話の受信などの操作が可能。イヤーカップ・アウターリングの上部と下部で音量がコントロールできる。

バッテリーの充電には、USB-C端子を採用。Windows PCやMacと接続し、USBヘッドフォンとして使う事もできる。アナログケーブルによる再生も可能。ヘッドフォンの電源をOFFにした状態でも、パススルーで音が出るため、バッテリが無くなっても使うことができる。IO4にはストリング・バッグ、IO6にはトラベルケース、フライトアダプタを同梱する。

重量はIO4が320g、IO6が325g。インピーダンスはどちらも25Ω、出力音圧レベルは100dBA。

IO4