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キヤノン、30日容量無制限で動画・画像を保存できるクラウドサービス
2020年2月13日 20:04
キヤノンは、同社製カメラで撮影した動画や静止画を、30日間までなら容量無制限で保存できるクラウドサービス「image.canon」を4月上旬より開始する。Google、Adobeのクラウドサービスとも連携予定。
キヤノンが開発中のミラーレスカメラ「EOS R5」など、撮影データを自動転送する機能が搭載されたカメラから、Wi-Fi経由で動画・静止画をオリジナル画質のまま転送できる。対応カメラなら、電源を入れただけで未送信のデータをすべて自動転送。EOS R5以前に発売されたWi-Fi対応カメラでも手動で対応できる。
自動転送した撮影データは、30日間までなら容量にかかわらず無料で保管。一時的なストレージとして利用でき、クラウドに保存した大量の撮影データの中から、必要なものだけPCやスマホなどに移動して保管するなどの使い方ができる。
撮影データは、Google Driveなどへ自動転送できるほか、6月からは、クラウドストレージサービス「Google One」を介した「Google Photos」、「Adobe Creative Cloud」と連携予定で、撮影後のワークフローが大幅に改善できるという。
また、PC専用アプリでPCへ自動でダウンロードする機能や、image.canonのモバイルアプリからSNSやYouTubeへ投稿、共有などもできる。
30日を過ぎると自動的に撮影データは削除されるが、それ以上保管をしたい場合は容量10GBのストレージを有料で利用できる。また30日経過後もアップロード時に作成されたサムネイル(最大長辺2,048ピクセル)は残り、何時でも閲覧できる。
なお、自動転送を利用するには、同機能を持つカメラで、事前登録したWi-Fiアクセスポイントに接続する必要がある。
同社は、本サービスにより、プロフォトグラファーやハイアマチュアはもちろん、手軽に撮影を楽しみたいエントリーユーザーのSNS共有など、ユーザーの用途に応じた撮影後のワークフローを改善するという。