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ソニー・ピクチャーズ、IMAX Enhancedコンテンツを大幅追加。今後2年で数百本提供へ

IMAXとDTS、およびソニー・ピクチャーズは4日(米国時間)、IMAX Enhancedエコシステムの拡張を発表。ソニー・ピクチャーズは今後2年間で、これから公開される全てのソニー・ピクチャーズとIMAXの劇場作品を含む新たな数百タイトルを、IMAXフォーマットでリリースする。

IMAX Enhancedタイトルは、今後12カ月間で少なくとも100本を新たにリリースし、その後も数百本を追加する見込み。リリースタイトルは、ヨーロッパ、北米、およびアジア太平洋地域で視聴可能になるという。

ソニー・ピクチャーズ ホームエンタテインメントでデジタルセールス シニアバイスプレジデントを務めるピート・ウッド氏は「SPEの過去の名作から数百タイトルを追加するだけでなく、劇場公開の新作をクラス最高のホームエンターテインメントに提供することにより、IMAX Enhancedプログラムのサポート拡大を発表できることをうれしく思う。IMAXとDTSとのコラボレーションによってSPEが享受した成功が、更なるこのプログラムへの貢献とIMAX Enhancedの高まる需要を満たすべくコンテンツの数を一層増やしていくことへの決断につながっている」とコメント。

続けて「本日の合意は、IMAX Enhancedが違いの分かる視聴者に提供できる高品質な視聴体験の価値というものに対するSPEの信念を明確に示している。いつでもどこでも視聴者に優れたコンテンツを率先して提供するIMAX EnhancedプログラムへSPEが投資することにより、今後も多くの作品を視聴者が期待する最高の技術品質で提供し続けることを保証し自宅でも最高に映画体験が出来ることを期待している」と語っている。

IMAX Enhancedは、IMAX独自の映像とサウンド、スケールを家庭で再現することを目的に開発されたプログラム。IMAXデジタルリマスターによる4K HDR映像とDTS音声による独自コンテンツを、ストリーミングプラットフォームを通じて配信。該当するタイトルは、IMAX Enhanced対応のAV機器を通じて楽しむことができる。

現在国内では、動画配信サービスのTSUTAYA TVがIMAX Enhancedタイトルを独占配信中。対応AV機器としては、ソニーBRAVIAや、オーディオメーカー各社から発売されているAVアンプなどがある。

ソニー・ピクチャーズのIMAX Enhancedコンテンツは「スパイダーマン: ファー・フロム・ホーム」、「ジュマンジ/ネクスト・レベル」、「スパイダーマン:ホームカミング」、「ヴェノム」、「バッドボーイズ フォー・ライフ」、「ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル」、「スパイダーマン: スパイダーバース」、「メン・イン・ブラック: インターナショナル」、「ゾンビランド: ダブルタップ」、「ア・ビューティフル・デイ・イン・ザ・ネイバーフッド」、「ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語」、「チャーリーズ・エンジェル」など。