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VRを見ている人間の“視線と脳活動”を同時記録「NeU-VR 1.0」

VRデバイスソリューション「NeU-VR 1.0」

東北大学とハイテクのジョイントベンチャーであるNeUは、FOVEの視線追跡型VRヘッドマウントディスプレイ「FOVE 0」と、NeUの「NIRS脳活動計測センサー(HOT-2000)」を組み合わせたVRデバイスソリューション「NeU-VR 1.0」を大学や企業などの研究機関向けに6月から販売開始する。

VRを視聴している人間の脳活動(前額部2ch NIRSセンサー)、心拍、アイトラッキング(視線占有率、瞬目、瞳孔径)といった複数の生体データの同時取得が可能。「どこを見て、どう感じているか」を可視化でき、「VRコンテンツ視聴時のヒトの生体反応を計測したい」という研究ニーズに対応する製品という。

FOVEの視線追跡型VRヘッドマウントディスプレイ「FOVE 0」
NeUの「NIRS脳活動計測センサー(HOT-2000)」

NeUとFOVEは、脳活動計測+アイトラッキングを可能としたVRヘッドマウントディスプレイ「NeU-VR」を2018年に発表。コンセプトモデルとして、共同研究など限られた範囲で提供してきたが、販売の問い合わせが多かった事から、研究機関向けの製品版「NeU-VR 1.0」として6月より台数限定で販売する。

「NeU-VR 1.0」は、視線追跡型VRヘッドマウントディスプレイ「FOVE 0」、それと同時装着を可能としたNIRSセンサー(脳活動計測装置「HOT-2000」をカスタマイズしたもの)、新規開発の脳活動計測用データロガー、視線計測用アプリケーションで構成される。