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マーティン・ローガン、23cm静電トランスデューサ搭載スピーカー「Classic ESL 9」

「Classic ESL 9」ダークチェリー

PDNは、マーティン・ローガンのMasterpieceシリーズより、静電型スピーカー 「Classic ESL 9」を6月11日より発売する。カラーはウォルナット、グロスブラック、ダークチェリーの3色展開。価格は130万円(ペア)。

ESLシリーズの技術的要素をすべて搭載し、さらにいくつか改良を加えたという上位モデル。「幅23cmの静電パネルと、20cmデュアル・アルミコーン・ウーファーの組み合わせによる静電パネルモデル独特の音場感は、かつてない音楽体験に導く」としている。

グロスブラック
ウォルナット

独自のXStat CLS(Curvilinear Line Source)静電パネルは、表面に小さな穴を開け、緩やかにカーブさせた金属パネル(ステーター)と超軽量ポリエステルフィルム(ダイヤフラム)で構成。ダイヤフラム全面を均一にドライブする静電型スピーカーならではの超低歪み・ハイスピードな音、カーブ形状がもたらす理想的な音の放射により、自然で広大なサウンドステージを再現するという。

パネルの緩やかな湾曲は、独自の製造方法で実現。ほぼ理想的に制御された分散放射パターンにより、自然で豊かな中高音を生成するという。

ウーファーは2基搭載し、前後逆向きに配列。34Hz〜100Hzの範囲で、同じ方向に配列したウーファーで発生しがちな、固有のキャビネット振動を大幅に低減するという。反対向きに配置したウーファーのロールオフ特性は、現実的に位相の揃ったベース波形に最適化。リア向きのウーファーを調整し、壁の近くでの相互作用を最小限に抑えることで、静電パネルの双極性を補完。正確で音楽的にリアルな低音になるとする。

XStatパネルは、マーティン・ローガンのAirFrameブレード構造を使用し、航空宇宙グレードの押し出しアルミニウム合金から製造されたスピーカーキャビネットに接合。これにより、電気的、音響的分離を提供し、振動および共振によって引き起こされる混変調歪みを最小にするという。

周波数特性は34Hz〜23kHz。推奨アンプ出力は20〜400W/ch。感度は90dB。インピーダンスは4Ω、0.8Ω。クロスオーバー周波数は380Hz。スピーカー端子はバイワイヤリング対応。外形寸法は26.4×64.6×152cm(幅×奥行き×高さ)。重量は35.4kg。

スピーカー端子