ニュース
NHK、さいたまSKIPシティにTV番組用4Kスタジオ。'26年運用開始
2020年6月9日 17:30
NHKは9日、さいたま新産業拠点SKIPシティに整備する「川口施設(仮称)」の基本計画を発表。同敷地内に、テレビ番組を制作する大型スタジオほか、編集室や効果音の収録室、美術倉庫などを整備するという。
恒久的な施設として、4つの大型スタジオを新たに整備。いずれも4K収録に対応し、ドラマ番組や音楽番組など多彩な番組を制作する。
川口施設の運用により、東京・渋谷の放送センター建替にともない2027年ごろから既存の大型スタジオが解体される際に、事業継続のために必要な代替機能を確保。またNHKの放送機能の地域展開という役割も担うとしている。
整備については、川口市、埼玉県が所有する土地と、NHKが所有する土地との交換によって用地を取得することを、3者で2018年12月に合意した後、具体的な検討を進めてきた。今後、設計業者、施工業者の選定を経て、2022年度に着工、'25年度に完成させ、'26年度に運用開始を目指す。
施設の概要は下記の通り。
- 所在地 埼玉県川口市上青木3丁目6番ほか(さいたま新産業拠点SKIPシティB街区)
- 敷地面積 約22,000m2
- 延床面積 約30,500m2
- 階数 地上4階、地下1階(予定)
- 完成年度 2025年度(予定)
- 想定建設費 建物:約214億円(建物、電源、設計、監理料含む) 放送設備:約92億円
- 用地取得 土地交換(等価交換の予定)