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NHK、さいたまSKIPシティにTV番組用4Kスタジオ。'26年運用開始

NHKは9日、さいたま新産業拠点SKIPシティに整備する「川口施設(仮称)」の基本計画を発表。同敷地内に、テレビ番組を制作する大型スタジオほか、編集室や効果音の収録室、美術倉庫などを整備するという。

恒久的な施設として、4つの大型スタジオを新たに整備。いずれも4K収録に対応し、ドラマ番組や音楽番組など多彩な番組を制作する。

川口施設の運用により、東京・渋谷の放送センター建替にともない2027年ごろから既存の大型スタジオが解体される際に、事業継続のために必要な代替機能を確保。またNHKの放送機能の地域展開という役割も担うとしている。

整備については、川口市、埼玉県が所有する土地と、NHKが所有する土地との交換によって用地を取得することを、3者で2018年12月に合意した後、具体的な検討を進めてきた。今後、設計業者、施工業者の選定を経て、2022年度に着工、'25年度に完成させ、'26年度に運用開始を目指す。

施設の概要は下記の通り。

  • 所在地   埼玉県川口市上青木3丁目6番ほか(さいたま新産業拠点SKIPシティB街区)
  • 敷地面積  約22,000m2
  • 延床面積  約30,500m2
  • 階数    地上4階、地下1階(予定)
  • 完成年度  2025年度(予定)
  • 想定建設費 建物:約214億円(建物、電源、設計、監理料含む) 放送設備:約92億円
  • 用地取得  土地交換(等価交換の予定)
施設の建設予定地(さいたま新産業拠点SKIPシティB街区)。予定地は図の点線で囲んだ部分で、C街区との土地交換で取得