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IKKO、丹銅ハウジングにハンドメイドで彫刻した最上位イヤフォン

Musikv OH7

IC-CONNECTは、ikko Audioブランド(IKKO)のハイエンドイヤフォン「Musikv OH7」を6月19日より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は129,800円前後。

IKKOの「今できる技術力を惜しみなく投入」したハイエンドモデルとし、どのようなジャンルもしっかりとこなせるオールマイティー性をベースに、オーケストラをその場で鑑賞しているような臨場感、楽器の定位や響き、ハーモニーをより忠実に再現できることを目指したとする。

10mm径ダイナミックドライバーを搭載。振動膜は高密度のナノカーボン薄膜を蒸着して作成しており、従来のCNT(カーボンナノチューブ)や、CNF(セルロースナノファイバー)と比較して密度が高く、薄くて強靱だという。柔軟で張りがあるため、ダイナミック型の良さである低音を保持しながら、スピード感や瞬発力、静電ドライバーに近い高域の表現力を実現したとしている。

筐体には丹銅を使用。CNC加工で筐体を削りだし、外観はジュエリー彫金師のハンドメイドで模様を彫刻している。音の反響を整えるため、筐体内部はCNC加工では対応できない磨きあげを一つひとつ手作業で行ない、多層コーティングを施している。外観は、マット加工・艶出し加工等で仕上げている。一連の工程には1週間かかるほか、最も時間のかかる彫金師の工程は1日に約2セットほどしか制作できないという。

イヤフォン側端子はMMCXで、ケーブルはOCC+銀メッキOCCのミックスケーブルを採用。被膜は柔軟性、強度、酸化に強い、PVCの複合素材を採用し、耐久性が高くタッチノイズが少ないとする。3.5mmのアンバランスケーブルのほか、4.4mmのバランスケーブルと2.5mmへの変換ケーブルも付属する。

左から3.5mmアンバランスケーブル、4.4mmバランスケーブル、2.5mm変換ケーブル

インピーダンスは90Ω。感度は105dB。再生周波数帯域は20Hz〜40kHz。