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ローランド、eスポーツの144Hz映像にも対応するライブ配信用スケーラー

業務用小型ビデオ・スケーラー「VC-100UHD」

ローランドは、4Kなどの高画質映像や、eスポーツ向けの144Hzなどのハイフレームレート映像にも対応するライブ配信向けの業務用小型ビデオ・スケーラー「VC-100UHD」を、2020年秋に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は40万円前後。

セミナーや新製品発表会などで、パソコンから出力されるプレゼンテーション用映像に、HDと4K映像が併用される事が増加。さらに、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、インターネットライブ配信への需要が急激に高まり、コンサートなどのライブ配信を行なう事業者や施設が増えている事から、解像度が異なる複数の映像信号を用途に合わせて変換・最適化し、出力できる小型のビデオ・スケーラーとして開発されたのが「VC-100UHD」となる。

独自の「ULTRA SCALER」技術を搭載し、スムーズな映像信号の変換で高品質の映像演出が可能。同時に3系統の映像出力が行なえるほか、ストリーミング用に最適化した映像を出力するUSB端子も搭載。ZoomやMicrosoft Teamsなどを利用した大規模なWEB会議やセミナーに活用できる。

イベントにおいては、ステージ上の大型LEDディスプレイに4Kの高精細な映像を出力しながら、ライブ配信を行なうパソコンへインターネット転送に適した映像を出力。レコーダーにHD映像を出力して収録する、といったセッティングをシンプルに完結できる。

配信のイメージ

内蔵プロセスは、同時に最大3系統の映像処理が可能。4K対応のMain、HD対応Subの2系統の処理に加え、USBストリーミング処理専用のプロセスを用意。それぞれ独立した映像処理が行なえる。12G/3G/HD対応のSDI、最大4K対応のHDMIをすべての入出力端子に搭載。映像入力端子と出力フォーマットを選ぶだけで、自動的に内部処理を決定して映像を出力する。

eスポーツ向けに、パソコンやゲームマシンから出力された144Hzや120Hzのハイフレームレート映像を、一般的な59.94Hzのリフレッシュレートに変換することも可能。「eスポーツのトップアスリートが求めるモニタリング環境を、スルーアウトを使って実現しながら、イベントのオペレーターが求める高度なステージ演出を実現することができる」という。