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iOS 13.6提供開始。iPhoneが車の“デジタルキー”に
2020年7月16日 11:12
アップルは16日、iOSの最新バージョン「iOS 13.6」を提供開始した。新たに、車の「デジタルキー」に対応するほか、“ヘルスケア”Appに新しい症状のカテゴリが追加される。また、バグ修正と改善も含まれる。
デジタルキーは、NFC機能を使ってiPhoneを自動車のキーとして動作するための機能。BMWが販売する2021年型の5シリーズでの対応を予定しており、対応車両のロック解除と施錠、エンジンの始動が可能。また、アプリからほかのユーザーに鍵の貸し出しや、鍵を無効化などの制御が行なえる。
iOS 13.6の更新内容
・iPhoneを使って対応車両のロック解除と施錠、およびエンジンの始動が可能
・iCloud経由で紛失したデバイスからデジタルキーを安全に削除
・iMessageでデジタルキーを簡単に共有
・ドライバー固有のプロファイルを使って共有キーを構成し、フルアクセスを許可したり運転を制限したりすることが可能
・予備電力によって、iPhoneのバッテリーがなくなったあと最大5時間、車のロック解除およびエンジンの始動が可能
・“周期記録”から記録された症状などの新しいカテゴリを“ヘルスケア” Appに追加
・発熱、悪寒、のどの痛み、咳などの新しい症状を記録し、他社製Appと共有する機能を追加
・Wi-Fiに接続されたときに自動でデバイスにアップデートをダウンロードするかどうかを選択するための新しい設定を追加
・iCloud Driveからのデータの同期中にAppが応答しなくなることがある問題に対処
・データローミングを有効にしていても、eSIMのデータローミングが無効になっているように表示されることがある問題を修正
・サスカチュワン州からの一部の電話が米国から発信されているように表示される問題を修正
・Wi-Fi通話で電話をかけたときに音声が途切れることがある問題に対処
・一部のiPhone 6sおよびiPhone SEでWi-Fi通話の登録ができない問題を修正
・特定の他社製ハードウェアキーボードに接続すると、ソフトウェアキーボードが予期せず表示されることがある問題を解決
・日本語のハードウェアキーボードが誤って英語(US)キーボードとしてマッピングされることがある問題を修正
・AssistiveTouchが有効になっているときにコントロールセンターにアクセスした際の安定性に関する問題に対処
・常時接続のVPN接続によって送信されるトラフィックから除外するドメインを管理者が指定できるメカニズムを提供
一部の機能は地域やAppleデバイスによっては利用できない。またセキュリティのアップデートも行なわれている。