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伊Charioの小型ブックシェルフとトールボーイ。約30万円から
2020年7月29日 11:00
タイムロードは、伊Charioブランドのスピーカー「Delphinus(デルフィナス)」、「Cygnus(シグナス)」、「Pegasus(ペガサス)」の3製品を8月1日に発売する。いずれもオープンプライスで、市場想定価格はそれぞれ298,000円、498,000円、598,000円。
Charioは1975年にイタリア・ミラノで創業したスピーカーブランド。タイムロードは同社の「Constellation MkII」シリーズに含まれる2ウェイ・ブックシェルフ型スピーカー「Lynx(リンクス)」を'19年7月に日本へ導入している。今回の3製品もリンクスと同じシリーズに含まれ、これで「Constellation MkII」シリーズが“完結”するという。
3製品とも、キャビネットにはイタリアン・ウォールナット無垢材が使われている。また専用のペーパーコーンウーファー、クロスオーバーネットワークなど、使用する素材は徹底的に吟味されているという。組み立てはイタリア・ヴィツェンツァの工房にいる職人の手作業で行なわれる。
「Delphinus」
デルフィナスは、160mmウーファーと38mmソフトツイーターを搭載する2ウェイのブックシェルフ型スピーカー。すでに発売中のリンクスよりもウーファーが30mm大きく、低域強化モデルに位置づけられている。
外形寸法は230×330×410mm(幅×奥行×高さ)で、重量は12kg。底面バスレフ方式を採用している。感度は90dB、低域周波数は55Hz。クロスオーバーポイントは1,500Hzで、インピーダンスは4Ω。
なお、このデルフィナスにはスタンドが付属しない。
「Cygnus」
シグナスは専用ベースが一体となった3ウェイのトールボーイスピーカーで、Charioが展開するトールボーイスピーカーのなかではエントリーモデルに位置づけられる。
フロントには38mmソフトドームツイーターと130mmドライバーを搭載。底面にはサブウファーとして130mmウーファードライバーを備える。
職人のハンドメイドで仕上げられる本体には仰角がつけられている。これはインテリアデザインとしてだけでなく、指向性をコントロールする音質的メリットも狙ったもの。
底面に備えられたサブウーファーにより、タイトかつ量感のある低域を実現すると同時に、フロントウーファーの負荷を軽減。音の強弱や再現性を高めたという。
外形寸法は200×270×955mm(幅×奥行×高さ)で、重量は17kg。こちらも底面バスレフ方式を採用している。感度は87dB、低域周波数は50Hz、クロスオーバーポイントは170/1,500Hzで、インピーダンスは4Ω。
「Pegasus」
ペガサスはConstellation MkIIシリーズのトップに位置づけられる専用ベース一体型3ウェイトールボーイスピーカー。フロントに38mmソフトドームツイーターと160mmドライバー、底面にサブウーファーとして160mmウーファードライバーを備える。
シグナス同様、仰角のついた本体デザインも特徴。底面サブウーファーによるタイトかつ豊かな量感の低域と、前面ドライバーとの組み合わせにより、極めて自然で気持ちのいい音楽再生を実現したという。
外形寸法は230×370×1,030mm(幅×奥行×高さ)で、重量は26kg。デルフィナス、シグナス同様に底面バスレフ方式を採用する。
感度は87dB、低域周波数は45Hz。クロスオーバーポイントは170/1,500Hzで、インピーダンスは4Ω。