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Klipsch、THX認定のカスタムインストール向けスピーカー「THXシネマ」

Klipsch「THXシネマシリーズ」

オンキヨー&パイオニアは、KlipschブランドのTHX認定カスタムインストレーションスピーカー「THXシネマシリーズ」を、住宅設備ビジネス、およびカスタムインストーラー向けに9月上旬より発売する。壁埋込型スピーカーと天井埋込型スピーカーの全4種類をラインナップ。価格はすべてオープンプライスで、店頭予想価格は12万8,000円前後(THX-8000-S)から。

【THXシネマシリーズ】
壁埋込型スピーカー
・フロントLCR用「THX-8000-L」 店頭予想価格14万8千円前後
・サラウンド用 「THX-8000-S」 同12万8千円前後

天井埋込型スピーカー
・フロントLCR用「THX-5002-L」 同13万8千円前後
・サラウンド用 「THX-5002-S」 同13万8千円前後

左から「THX-8000-L」、「THX-8000-S」

独自のTractrix(トラクトリクス)ホーンやチタン・ダイアフラム・コンプレッション・ドライバー、 CERAMETALLICコーンウーファー等を搭載したスピーカーシステム。これまでのカスタムインストール用スピーカーの概念を覆すクオリティの高い音楽体験を提供するという。

Tractrixホーンは、サウンドの精度と明瞭さ、効率とを兼ね備え、ヘッドフォンとサブウーファーを除くカテゴリーの製品に導入しているという同社の独自技術。曲線構造により、ホーンから広がるサウンドを効率的に再生し、幅広く均一に自然な響きを実現。原音を忠実に再現するフラットな周波数特性や幅広いエリアをカバーする広指向特性、パワフルで正確なサウンド再生も特徴だという。

極めて軽量かつ強度の高い性質を持つというチタン・ダイアフラム・コンプレッション・ドライバーを搭載。繊細な音の歪みを最小限に抑えながら、解像度を高め細部の音を向上させるという。またマグネットにはネオジウムマグネットを採用しまし、アコーステック楽器の音の質感や、ボーカルの艶やかな声などの表現力に優れるという。

左から「THX-8000-L」、「THX-5002-S」

セラミックコーンを採用した独自のウーファーユニットは、軽量かつ強度が高く、音の歪みを最小限に抑えながらKlipschならではの力強い低音を再生する。また、Tractrixホーンを搭載したLTSツイーターと組み合わせることで、クラス最高の能率を実現する。

天井埋込型の2機種は、ポートに流入する空気の乱れの低減に効果的なだというフレアが内側に設置されたバスレフ型。空気の乱れの減少に伴いポートノイズが減少することで、よりクリーンで強力な低音を再生できるという。

「THX-8000-S」、「THX-5002-S」にはデュアル2.5cmチタンドームツイーターを搭載。サラウンド効果を広範囲に拡散し、ホーン特融のパワー感は維持しより広域の空間を創り出し包み込まれるようなサラウンドとなるという。

「THX-5002-L」には、「VCT」(ヴァリアブル・カヴァレイジ・テクノロジー)を採用。均一な拡散、少ない歪を実現し、全ての視聴位置において定位の安定したサウンドを再生するという。

デザインは製品外周のベゼル部がない構造を採用。天井や壁との親和性が高くなりインテリアに溶け込みやすくしたという。またスピーカーグリルはマグネットで装着でき、オプションでスピーカーグリルの塗装を施すサービスにも対応。内装デザインに応じた色合いに塗装することで、インテリアとの調和がさらに高くなるという。

外形寸法/重量は、THX-8000-Lが298×98×527mm(幅×奥行き×高さ)/7.9kg、THX-8000-Sが298×98×527mm(同)/7.9kg、THX-5002-Lが375×240mm(直径×奥行き)/5.4kg、THX-5002-Sが375×240mm(同)/5kg。

なお国内導入のタイミングで、住宅向け製品の体験ができる「Room301」をリニューアルオープン予定。一般利用者や施工業者を対象に、各スピーカーの試聴体験、ホームシアターやスマートホームの楽しみ方の提案、体感できるスペースを開設するという。