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Klipsch、Tractrixホーン搭載スピーカー「Reference」10機種
2020年3月6日 18:30
オンキヨー&パイオニアは、米Klipschブランドのスピーカーシステム「Referenceシリーズ」を3月中旬より順次発売する。フロア型が3機種、ブックシェルフ型が2機種、センタースピーカーが2機種、サブウーファーが2機種、Dolbyイネーブルドスピーカーが1機種の全10機種をラインナップ。価格はすべてオープンプライスで、ブックシェルフ型「R-41M」が店頭予想価格3万円前後(ペア)。
【Referenceシリーズ ラインナップ】 ※全て店頭予想価格
<フロア型>
・「R-820F」 60,000円前後(1本) 3月中旬
・「R-620F」 48,000円前後(1本) 3月中旬
・「R-610F」 37,000円前後(1本) 3月中旬
<ブックシェルフ型>
・「R-51M」 37,000円前後(ペア) 3月中旬
・「R-41M」 30,000円前後(ペア) 3月中旬
<Dolbyイネーブルドスピーカー>
・「R-41SA」 53,000円前後(ペア) 3月中旬
<センタースピーカー>
・「R-52C」 37,000円前後(1本) 3月中旬
・「R-34C」 46,000円前後(1本) 4月中旬
<サブウーファー>
・「R-120SW」 48,000円前後(1本) 4月中旬
・「R-100SW」 39,000円前後(1本) 4月中旬
Referenceシリーズの主な特徴
Klipsch「Referenceシリーズ」は、1999年の発売以来、米国で人気を集めるホームシアター用スピーカー。独自のTractrix(トラクトリクス)ホーンや新リニアトラベルサスペンション(LTS)ツイーター、Tractrixポートなどを搭載するのが特徴。
Tractrixホーンは、サウンドの精度と明瞭さ、効率とを兼ね備え、ヘッドフォンとサブウーファーを除くカテゴリーの製品に導入しているという同社の独自技術。曲線構造により、ホーンから広がるサウンドを効率的に再生し、幅広く均一に自然な響きを実現。原音を忠実に再現するフラットな周波数特性や幅広いエリアをカバーする広指向特性、パワフルで正確なサウンド再生も特徴という。
軽量で強度の高い性質を持つカプトンをツイーターサスペンションに使った、リニアトラベルサスペンション(LTS)ツイーターを採用。音の歪みを最小限に抑えつつ、能率を高めながら解像度や細部の音を向上。アコースティック楽器の音の質感や、ボーカルの艶やかな表現力に優れるとする。
コーン型のIMG(Injection Molded Graphite)ウーファーは、軽量で強度が高く、音の歪みを最小限に抑えながらKlipschならではの力強い低音を再生。Tractrixホーンを搭載したLTSツイーターと組み合わせることで、クラス最高の能率を実現している。
フロア型の3機種とセンタースピーカー「R-34C」には、Tractrixポートを搭載。流入する空気の乱れの低減に効果的なフレアを内側に設置し、空気の乱れとポートノイズを減少させることで、クリーンで強力な低音を実現。
また最適な長さに設計した長方形のポートチューブがキャビネットの低域再生チューニングと内容積を最大化。空気の流れの乱れを低減しつつ、低域再生域を拡大したという。
シリーズ全てのキャビネットにMDF材を採用。ブレーシング加工で構造を強化し、キャビネットの鳴きに由来する不要な振動を抑えることで、原音に忠実に音響精度を向上させ、より正確なサウンドの再現を目指している。
フロア型「R-820F」「R-620F」「R-610F」
「R-820F」は、2.54cm径アルミニウムLTSツイーター1基と、20.32cm径IMGウーファー2基の2ウェイ3スピーカー・バスレフ型。再生周波数帯域は35Hz~21kHz(±3dB)で、音圧レベルは97dB。入力は定格150W、最大600W。インピーダンスは8Ωで、クロスオーバー周波数は1,700Hz。
外形寸法は27.7×44.3×109.3cm(幅×奥行き×高さ)。重量は24.5kg。
「R-620F」は、2.54cm径アルミニウムLTSツイーター1基と、16.51cm径IMGウーファー2基の2ウェイ3スピーカー・バスレフ型。再生周波数帯域は38Hz~21kHz(±3dB)で、音圧レベルは96dB。入力は定格100W、最大400W。インピーダンスは8Ωで、クロスオーバー周波数は2,000Hz。
外形寸法は24×38.6×101.7cm(幅×奥行き×高さ)。重量は18.6kg。
「R-610F」は、2.54cm径アルミニウムLTSツイーター1基と、16.51cm径IMGウーファー1基の2ウェイ2スピーカー・バスレフ型。再生周波数帯域は45Hz~21kHz(±3dB)で、音圧レベルは94dB。入力は定格85W、最大340W。インピーダンスは8Ωで、クロスオーバー周波数は1,800Hz。
外形寸法は24×38.4×94cm(幅×奥行き×高さ)。重量は16.3kg。
ブックシェルフ型「R-51M」「R-41M」
「R-51M」は、2.54cm径アルミニウムLTSツイーター1基と、13.34cm径IMGウーファー1基の2ウェイ2スピーカー・バスレフ型。再生周波数帯域は62Hz~21kHz(±3dB)で、音圧レベルは93dB。入力は定格85W、最大340W。インピーダンスは8Ωで、クロスオーバー周波数は1,660Hz。
外形寸法は17.8×21.5×33.8cm(幅×奥行き×高さ)。重量は5kg。
「R-41M」は、2.54cm径アルミニウムLTSツイーター1基と、10.16cm径IMGウーファー1基の2ウェイ2スピーカー・バスレフ型。再生周波数帯域は68Hz~21kHz(±3dB)で、音圧レベルは90dB。入力は定格50W、最大200W。インピーダンスは8Ωで、クロスオーバー周波数は1,730Hz。
外形寸法は14.6×20×28.7cm(幅×奥行き×高さ)。重量は3.2kg。
ドルビーアトモス対応スピーカー「R-41SA」
トップフロント、トップミドル、トップリアとして使用できるDolbyイネーブルドスピーカー。サラウンド、サラウンドリアスピーカーとしても利用できる。
2.54cm径アルミニウムLTSツイーター1基と、10.16cm径IMGウーファー1基の2ウェイ2スピーカー・密閉型。入力は定格50W、最大100W。インピーダンスは8Ωで、クロスオーバー周波数は4,237Hz。
外形寸法は14.6×33.1×18cm(幅×奥行き×高さ)。重量は2.7kg。
センタースピーカー「R-52C」「R-34C」
「R-52C」は、2.54cm径アルミニウムLTSツイーター1基と、13.34cm径IMGウーファー2基の2ウェイ3スピーカー・密閉型。再生周波数帯域は89Hz~21kHz(±3dB)で、音圧レベルは95dB。入力は定格100W、最大400W。インピーダンスは8Ωで、クロスオーバー周波数は1,630Hz。
外形寸法は47.6×19.4×18.5cm(幅×奥行き×高さ)。重量は6.12kg。
「R-34C」は、2.54cm径アルミニウムLTSツイーター1基と、8.89cm径IMGウーファー4基の2ウェイ5スピーカー・バスレフ型。再生周波数帯域は82Hz~21kHz(±3dB)で、音圧レベルは96dB。入力は定格100W、最大400W。インピーダンスは8Ωで、クロスオーバー周波数は1,600Hz。
外形寸法は66×15.7×13.3cm(幅×奥行き×高さ)。重量は5.9kg。
サブウーファー「R-120SW」「R-100SW」
「R-120SW」は、30.48cm径IMGウーファー1基のクラスDアンプ内蔵バスレフ型。再生周波数帯域は29~120Hz(±3dB)で、音圧レベルは116dB。入力は定格200W、最大400W。
外形寸法は35.6×48.8×41.9cm(幅×奥行き×高さ)。重量は14.1kg。
「R-100SW」は、25.4cm径IMGウーファー1基のクラスDアンプ内蔵バスレフ型。再生周波数帯域は32~120Hz(±3dB)で、音圧レベルは112dB。入力は定格150W、最大300W。
外形寸法は31.8×41.7×36.8cm(幅×奥行き×高さ)。重量は10.9kg。