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Jabra、ANC専用チップと6マイク搭載の完全ワイヤレス「Elite 85t」

Elite 85t

GNオーディオジャパンは、Jabraブランドよりアクティブノイズキャンセリング機能(ANC)を搭載した完全ワイヤレスイヤフォン「Elite 85t」を11月12日より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は26,800円。カラーはチタニウムブラック。発売に先駆け、9月29日より予約受付を開始する。

「一切の妥協を許さない」を商品コンセプトに、より多くのノイズを効率的に除去する「Jabra アドバンスト ANC」を搭載したEliteシリーズのハイエンドモデルとしている。ANC専用のチップセットと搭載された6個のマイクの内、4個をANCに利用することで、より強力にノイズを除去できるほか、ANCのレベルを専用アプリ「Sound+」から5段階で調整できる。

左右それぞれの筐体の内側と外側にANC用のマイクを搭載。外側のマイクが外部からのノイズを除去しながら、内側のマイクが除去しきれなかったノイズと、咀嚼音や足音など、体内で発生するノイズを除去するため、これまで以上に音楽やコンテンツに没頭できるとする。

ANCレベルのほかに、外音を取り込むHearThrough(ヒアスルー)のレベルも5段階で調整できるため、完全なノイズキャンセルから、完全なヒアスルーまで、状況や好みに応じて自由に設定できるとしている。

筐体は空気圧を調整するためのベントを内蔵したセミオープンデザインを採用し、装着中の閉塞感を軽減するほか、ヒアスルーの聴こえかたも自然だという。また、風切音防止機能を改善し、どんな環境でもクリアに通話できるという。

音質面では、12mm径のドライバーを採用。豊かで迫力ある低音を生み出すとしている。従来機75tよりも大型化したドライバーや、ANC専用のチップセットを搭載しながら、重量差を1.5gに抑えたことも特徴だという。

最大連続再生時間はANCオンの状態で5.5時間。充電ケースを併用すると最長25時間再生できる。ANCオフではイヤフォン単体で7時間、充電ケース併用で最長31時間再生できる。充電ケースはQi規格のワイヤレス給電に対応する。

Alexa、Siri、Google Assistantへのワンタッチアクセスや、専用アプリを使うことで、ユーザーの好みに合わせてボタン操作を設定できるMyControlや、ひとりひとりの聴覚特性に合わせたサウンドに自動調整するMySoundが利用できる。

Bluetooth 5.0準拠でコーデックはSBC、AACをサポート。重量は片耳7g、充電ケースが45.1g。IPX4相当の防水性能を備える。充電端子はUSB-C。

従来機「Elite 75t」「Elite Active 75t」もアップデートでANC対応

Elite 75t/Active 75tにANC機能を追加する無料のファームウェアアップデートを10月19日頃に実施する。専用アプリ「Sound+」を使ってアップデートできる。

Elite Active 75t

Elite 75t/Active 75tに搭載されるANCはElite 85tとは異なり、フィードフォワード方式による外部からのノイズ除去によるもの。本来のパッシブノイズキャンセルと併せて効果的にノイズを除去できるようになるとしている。

なお、ANCオンの状態での最大連続再生時間は5.5時間、充電ケース併用では最大24時間再生できる。