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「まどマギ」放送10周年。新房監督「また色々と動き出すとうれしい」

(C)Magica Quartet/Aniplex・Madoka Partners・MBS

2011年に放送されたテレビアニメーション「魔法少女まどか☆マギカ」が、放送10周年を迎え、これを記念した新たなプロジェクトが始動した。7日に開設された記念サイトでは、10周年記念ロゴやキャラクター原案の蒼樹うめによる描き下ろしイラスト、メインスタッフ・キャストからの祝福コメントなどを掲載。「今後のさらなる続報に、ぜひご期待ください」とも予告されている。

魔法少女まどか☆マギカは、'11年1月7日にテレビ放送がスタートしたアニメ作品。監督を務めた新房昭之や、脚本の虚淵玄(ニトロプラス)、キャラクター原案の蒼樹、劇伴音楽を担当した梶浦由記など、当代きってのクリエイターたちが集結し、かわいらしい少女たちの日常とは裏腹に、先が読めずスリリングに展開されるストーリーは、幅広い分野から高い評価を集めた。

'12年には、テレビシリーズを二編に分けて再編集した劇場版「[前編]始まりの物語」と「[後編]永遠の物語」、'13年には完全新作となる劇場版「[新編] 叛逆の物語」も公開。特に[新編]の興行収入は、深夜アニメの劇場版作品として初めて20億円の大台を突破する記録を打ち立てた。

新房監督は、公開された記念サイトに「これまで応援してくださった皆さん、10年間ありがとうございます。そして、 これからも変わらぬ応援をよろしくお願いいたします。10周年でまた色々と動き出すとうれしいですね!」とコメントを寄せたほか、脚本の虚淵も「脚本を書きながらシャフトさんの会議室に通った興奮は今なお色褪せることがありません」とふり返っている。

そのほか、キャラクター原案の蒼樹や、主人公の鹿目まどかを演じた声優・悠木碧などもコメントを寄せている。14日からは、人気イラストレーターや漫画家による祝福イラストが順次公開される予定。

監督:新房昭之

2011年にテレビシリーズとして「まどか☆マギカ」がスタートしてから早10年。
これまで応援してくださった皆さん、10年間ありがとうございます。
そして、これからも変わらぬ応援をよろしくお願いいたします。
10周年でまた色々と動き出すとうれしいですね!

脚本:虚淵玄(ニトロプラス)

10年。思い返せば世は激動の時代でした。直立不動の等身大ガンダムが動き出してしまう程に。スマホゲーのガチャも、ウーバーイーツもなかったあの頃の日常を回想するのは日に日に難しくなっていきます。
それでも、脚本を書きながらシャフトさんの会議室に通った興奮は今なお色褪せることがありません。その成果が今なお忘れ去られることなく、こうして10周年をお祝いしてもらえるような作品になったことを、とても嬉しく思っています。

キャラクター原案:蒼樹うめ

「魔法少女まどか☆マギカ」10周年、ありがとうございます!
TVシリーズが終わってからも劇場版がありゲームがあり、コミカライズやグッズ販売など(全ての制作の方々にも大大感謝…!)さまざまな形でまどかが続いていて、それは10年間まどか☆マギカを好きで居続けてくださった皆様方のおかげでありまして、本当に本当にありがとうございます!
10周年の今年は、そんな皆様への御礼になるような1年にできたらと思っております。頑張るぞー!

アニメーション制作:シャフト 代表取締役社長久保田光俊

2011年1月の放送が始まるまでは期待と不安が行ったり来たりでした。私やスタッフは10年も経ったと言う実感は無く、本当に昨日の事のようです。未だにあのシーンやキャラクターはこれで良かったのか? という風に考えてしまうのも、オリジナルアニメならではの特権かもしれないと思ったりもします。
そして、またそんな気持ちで作品を作ることの出来る幸せを与えてくれたファンの皆さまには感謝です!!

鹿目まどか役:悠木碧

10年もの間、「魔法少女まどか☆マギカ」を愛してくださりありがとうございます。
10年前、まどかと出会った時に感じたときめきや、演じていた時にもらった様々な心の動きは、今でも私という人間を形成するうえで欠かせないエネルギーです。
私もすっかり大人になってしまったので、今観返したら、新しい感想が生まれたりもするかなぁ。なんて、観返したくなりました。
あなたの胸の中にも、これからも「魔法少女まどか☆マギカ」があり続けてくれたら、それはとっても嬉しいなって。