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スペンドール、伝説のモニター「LS3/5a」の現代版「Classic 4/5」
2021年2月3日 12:02
トライオードは、英国スペンドールのブックシェルフスピーカー「Classic 4/5」を2月下旬に発売する。価格はペアで25万円(税別)。エンクロージャー寸法を原点であるBBC製モニタースピーカー「LS3/5a」に近いものに変更、最新スピーカーユニットを組み合わせ「現代版LS3/5aとも言えるスピーカーシステム」に仕上げられた。
エンクロージャーの仕上げはシリーズ伝統のチェリーとナチュラルウォルナット。日本国内ではチェリーが基本色で、ナチュラルウォルナットは受注生産となる。設計・生産はイギリスの自社内で行なわれる。
150mm径ウーファーと22mm径ワイドエッジツイーターを搭載した2ウェイ2スピーカーで、2017年10月に登場した新Classicシリーズ内のClassic 3/5の後継機にあたる。
ウーファーユニットは、EP77ポリマーコーン振動板とマグネシウム合金のダイキャスト鋳造フレームを採用。優れたリニアリティーや、大振幅に対応した駆動機構、熱的、機械的に安定した素材のエッジとサスペンションなどにより、優れた耐入力性能と微小レベルの入力に対するリニアリティーを兼ね備えた。
ツイーターは、小口径振動板を幅の広いエッジで支える構造で、小型振動板が持つ伸びる広域特性と、大型振動板が持つ低音域の両方を兼ね備え、広い周波数帯にわたり、安定して歪みの少ない再生を実現したとしている。
再生周波数帯域は55Hz~25kHz、出力音圧レベルは84dB。インピーダンスは8Ωで、トランジスタアンプから真空管アンプまで、どんなアンプでも駆動しやすい設定という。最大入力は100W、クロスオーバー周波数は4.2kHz。
入力は金メッキバナナプラグ。外形寸法は190×165×308mm(幅×奥行き×高さ)、重さは5kg。