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オンキヨー、レトロ+最新技術の新ブランド「Onkyo Classic Series」

オンキヨーホームエンターテイメントは、オンキヨーブランドの新たなシリーズとしてクラッシックロゴを使用した「Onkyo Classic Series」(オンキヨークラシックシリーズ)の開発を行ない、グローバルで販売展開する。

Onkyo Classic Seriesは、オンキヨークラシックロゴを用いた新しい商品アイテムとして、従来のオンキヨーブランド製品とは異なるチャネルや顧客への訴求を図る。クラウドファンディング、アパレルとのコラボレーション、セレクトショップやレコード専門店での展開なども予定しているという。

第1弾製品として、Bluetoothレシーバー機能を搭載したポータブルターンテーブルを7月より発売予定。レコードのほか、スマホ等で再生される音楽をプレーヤー内蔵のスピーカーで手軽に楽しめるとしている。

音楽視聴スタイルは、ストリーミングやサブスクリプションサービスの普及もあり、音質を追求することよりも、PC/スマホを用いて音楽を生活シーンの中で手軽に聞くことが主流となっている。

また、若者層を中心として、さまざまな業界でアナログ回顧ブームが盛り上がってきている。シニア世代にとっての懐かしい物が、若者層にとってはレトロ、グランジ、ビンテージなどのファッションジャンルの1つとして受け取られてる傾向があるとしている。

日本レコード協会によると、2020年度の国内アナログレコード市場は21億2千万円、数量では109万枚、3年連続で20億円以上の規模を維持し、特に邦楽レコードは、数量が前年比116%、金額は前年比121%と伸長。

これまでマニアの嗜好品、もしくはDJツールであったアナログレコードが、近年では若い世代も注目するメディアへと変容。音質追及よりもジャケットやカラーディスクをアートして楽しむ、また針を落として聴くという行為を楽しむという感覚になってきているという。

Onkyo Classic Seriesでは、このような市場背景を鑑み、ターンテーブルのほか、ラジオカセットプレーヤーやBluetoothスピーカー等ラインナップの充実を図り、ライフスタイル、カルチャーのひとつとして提案。「長年にわたるものづくりで培ってきた技術やノウハウに“新しい何か”を加えることで、驚きと感動を提供する」としている。