ニュース

シンセサウンドを演奏できるエレキギターとワイヤレスMIDIペダル

EURUS GS-1

ローランドは、ボス(BOSS)の新製品として、エレキギターながら、ギターと同じ奏法とフィーリングでシンセサイザー・サウンドを演奏できる「EURUS(ユーラス) GS-1」と、ワイヤレスMIDIペダル「EV-1-WL」を9月に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格はEURUS GS-1が242,000円前後、EV-1-WLが16,500円前後。

ワイヤレスMIDIペダル「EV-1-WL」

EURUS GS-1

40年以上にわたり磨き上げてきたという独自のギター・シンセサイザー技術と、ワイヤレス・コントロールの革新性融合させたという、エレクトロニック・ギター。ギターを演奏する事で、シンセサイザー・サウンドを奏でられ、ギタリストは、ギター本体やアンプ、エフェクターなど、様々な機材で試行錯誤を繰り返し、自分だけのサウンドを追求できる。

スムーズな演奏を妨げるレイテンシー(発音の遅れ)や誤発音は無く、自然な感覚で演奏できるという。専用アプリ「GS-1 Editor」(iOS/Android対応)を使い、さまざまなシンセサイザー・サウンドを選択や、音色の編集も可能。気に入ったサウンドをギター本体に6つまで保存でき、いつでも手元で切り替えられる。

設定したシンセサイザーのパラメーターを調節できる「SYNTH CTL」ノブを搭載し、手元でサウンドをコントロールすることも可能。

ギター本体には、ダブル・カッタウェイのボディーに厳選したパーツをアッセンブル。ローズウッド指板のネックには、ハイ・ポジションになるに従い徐々にフラットになる「コンパウンド・ラジアス・フレットボード」を採用。24フレットすべてのポジションで高い演奏性を実現したという。

専用設計のワイドレンジのハムバッカーは、5wayのピックアップ・セレクターにより、フロント、リア、ハーフ・トーン以外にも2種類のシングルコイル・サウンドを選択可能。

定評のあるGotoh製のロッキング・チューナーと2点支持のブリッジ・ユニットは、アーム・プレイ時におけるチューニングの安定度を高めている。組み立ては日本で行なわれている。

ワイヤレスMIDIペダル「EV-1-WL」

Bluetooth MIDIに対応した世界初のワイヤレスMIDIエクスプレッション・ペダル。ペダルの操作に連動してMIDIのコントロール・チェンジ信号を送信し、接続した電子楽器の音色変化や割り当てた機能を足元で操作可能。

EURUS GS-1や、ワイヤレス・パーソナル・ギターアンプ・システム「WAZA-AIR」など、Bluetooth MIDIに対応する電子楽器のコントロールをワイヤレスで快適に行なえるほか、USBやTRS MIDIケーブルを介してのMIDI送信にも対応。PCでの音楽制作や、エフェクターの音色コントロールなど、さまざまな場面で活躍するという。

EV-1-WLを使い、EURUS GS-1のピッチベンド(音の高さの変化)やフィルター(音色の変化)をワイヤレスでコントロールでき、よりダイナミックな表現が可能。ヘッドフォン型のギターアンプ「WAZA-AIR」と組み合わせると、内蔵エフェクトのコントロールに加え、EV-1-WLにフットスイッチを追加してメモリーの切り替えなども足元で操作できるようになる。

ヘッドフォン型のギターアンプ「WAZA-AIR」

Macやスマートフォン、タブレットなどとBluetoothでペアリング接続でき、MIDIコントロール・チェンジ情報をワイヤレスで送信し、ソフトウェア・シンセサイザーを操作できる。Windows PCには、ローランドのワイヤレスMIDIドングル「WM-1D」(別売)を取り付けることで、EV-1-WLとワイヤレスで接続できるようになる。

専用アプリでは、ペダル、つま先部のスイッチ、接続した外部フットスイッチ(最大2台)のMIDIコントロール・チェンジの割り当てをカスタマイズ可能。ペダル操作時の動作や、スイッチの効き方なども、好みの設定に調節できる。

外形寸法は87×200×62(幅×奥行き×高さ)mmで、電池を含まない重量は600g。