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Acoustune「HS1300SS」を“カスタムフィット化”するシェル

「HS1300SS」に3Dカスタムフィットシェル「ST300」を取り付けたところ

アユートはAcoustuneブランドの改良型第3世代ミリンクスドライバー搭載イヤフォン「HS1300SS」を、カスタムフィット化する3Dカスタムフィットシェル「ST300」発売する。8月下旬より順次受注受付を開始する。価格は39,800円。耳型採取代金や送料は含まれていない。

シェルカラーはカーマイン(レッド)、ウルトラマリン(ブルー)、ビリジアン(グリーン)、ソリッドブラック(不透過)から選択可能。左右同一色のみの設定で、左右で異なるカラーは選択できない。

HS1300SS(32,980円)はユニバーサルタイプのイヤフォンだが、ドライバーを格納する音響チャンバー部とハウジング部が分離したモジュラー構造になっている。この特徴を活かし、耳に装着する側のハウジング部分のみをカスタムフィット化する製品が「ST300」となる。

既に発売しているカスタムフィット化製品「ST1000」の開発製造ノウハウや市場からのフィードバックを反映し、HS1300SS専用のカスタムイヤーピースタイプのカスタムフィットシェルとして開発されたのがST300。

本体側加工が必要のないカスタムイヤーピースだが、HS1300SSの3D CADデータ上で最適な配置をシミュレーションし、3Dプリント出力をする設計となっている。

ST300がHS1300SSの内側ハウジングやステム部を包み込む構造であるため、ステム部を中心に、カスタムイヤーピースを装着する従来型の製品と比較し、取り付け剛性や高い密着性を確保。

本体側加工が不要でユーザーが自由に脱着可能な構造のため、より容易にユニバーサルフィット状態とカスタムフィット状態を楽しめる。なお、受注時に、ユーザーのイヤフォンを送る必要もない。

受注から納品までの大まかの流れは以下の通り。


    1:ユーザーが耳型(インプレッション)を用意
    2:各取扱店で申込/決済
    3:耳型のみを各取扱店ST300受付に送付または取扱店へ持ち込み
    4:メーカーにて耳型の 3D スキャン、モデリング、3Dプリンターによる成型、仕上げ調整を経て約6週間から混雑状況によっては最大約12週間で完成
    5:各取扱店からユーザーへ納品

HS1300SSは、医療グレードのポリマーバイオマテリアル「ミリンクス」を振動板にした「ミリンクスドライバー」を採用しているのが特徴。HS1500シリーズで採用された第3世代ミリンクスドライバーに、第4世代ミリンクスドライバーで得られた技術と知見のフィードバックを行ないリファインした、「改良型第3世代ミリンクスドライバー」を使っている。サイズは10mm。