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Acoustune「HS1300SS」にシックなゴールドの限定色
2022年4月15日 11:00
ピクセルは、Acoustuneブランドより、改良型第3世代ミリンクスドライバーを搭載したダイナミック型有線イヤフォン「HS1300SS」のカラーバリエーションとして、限定生産の「HS1300SS Dorado」を4月15日に発売した。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は32,980円前後。
また、同ブランドのフラッグシップイヤフォン「HS2000MX SHO-笙-」に標準添付されているイヤーチップ「AEX50」、AET07シリーズからサイズ設定などを見直したシリコン製イヤーチップ「AEX07」も15日に発売した。いずれも価格はオープンプライスで、店頭予想価格はAEX50が1,844円前後、AEX07が1,088円前後。
HS1300SS Dorado
HS1300SSの製品仕様はそのままに、金色のアノダイズ処理を施したゴールド色を採用した。ブラスト加工されたハウジングへのアノダイズド処理により光沢が適度に抑えられ、上品でシックなゴールド色に仕上げられている。
ハウジングカラー以外の仕様はHS1300SSと同様。人工皮膚や手術縫合糸などに使われるポリマーバイオマテリアル「Myrinx(ミリンクス)」を振動板素材に採用したのが特徴で、HS1500シリーズで採用された第3世代ミリンクスドライバーに、第4世代ミリンクスドライバーで得られた技術と知見のフィードバックを行ないリファインした、「改良型第3世代ミリンクスドライバー」を使っている。ドライバー口径は10mm。
独自構造であるモジュラーメタルボディはそのまま、ダイナミックドライバーの改良に伴い、心臓部を支える音響チャンバーの素材を共振抑制効果の高いステンレスへ変更。ドライバーの性能を引き出し、主に低域のレスポンスと音質劣化を改善。「重厚な音の厚み、高い解像度を獲得した」という。
ハウジング形状も改善されており、イヤーピース位置を2段階で調整できる2wayノズルを搭載。コネクターはPentaconn Ear、ケーブルには新ケーブル「ARC61」を採用。「HS1000、HS1500、HS1550シリーズの歴史を踏襲し、HS1600シリーズの知見を投入した次世代のAcoustuneヘリテージモデル」と位置づけられている。
入力感度は110dB@1mW、最大入力は100mW、インピーダンスは32Ω。周波数特性は20Hz~20kHz。
イヤーチップ「AEX50/AEX07」
AEX50は、同ブランドのフラッグシップ「HS2000MX SHO-笙-」の開発用リファレンスとしても使用され、イヤフォン開発で得たノウハウをふんだんに投入し、素材選定や形状、サイズ設定がなされている。
独自のダブルウイング形状を採用。広いウイング部分は外耳道入り口付近の肌に通常タイプのイヤーチップより広い面積で密着。素材のもつ装着時の形状を維持する特性と相まって外耳道入り口付近で耳にぴったりとフィットするため、奥まで挿入する必要がなく、違和感を感じにくいという。
日本のSMPテクノロジーズのSMP Fit素材を採用しており、生体適合性の高い素材のため装着時の違和感が少なく、形状回復性、固定性に優れるため安定した装着感が得られるという。
サイズはイヤフォン開発ならびに3Dカスタムフィットインターシェル「ST1000」、「ST300」で得た知見を活かして設定されており、XS/S/M/L/XLの全5サイズ展開。パッケージには同一サイズが2ペア収納される。製品には最多で6ペアのイヤーチップを収納できるAcoustuneロゴ入りケースも付属する。
AEX07は、 Acoustuneイヤフォンの開発用リファレンスであり、同ブランド製イヤフォンの標準添付品として長年愛用されてきた「AEX07」のリニューアルモデル。イヤーチップの基本設計をもとに、「ST1000」、「ST300」の製作実績で得られた数多くの耳型データや装着感へのフィードバックなどから、シリコン素材の変更、それに伴う肉厚の変更など、形状が微調整された。
従来は4種だったサイズ展開も、XS/S/M/L/XLの5種に設定が見直されている。パッケージには同一サイズが3ペア収納され、 Acoustuneロゴ入りケースも付属する。