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Acoustune、改良型第3世代ミリンクスドライバー&ステンレスチェンバーのイヤフォン

「HS1300SS」

アユートは、独自のダイナミック型ドライバーを基軸とするイヤフォンブランド「Acoustune(アコースチューン)」より、改良型の第3世代代ミリンクスドライバーを搭載し、音響チャンバー部にステンレスを使用したダイナミック密閉型イヤフォン「HS1300SS」を25日に発売する。カラーは「Azul(アズール)」と「Rojo(ロホ)」の2色展開で、価格は32,980円(税込)。

カラーは「Azul(アズール)」と「Rojo(ロホ)」の2色展開

ミリンクスドライバーは、医療グレードのポリマーバイオマテリアル「ミリンクス」を振動板に採用したもの。従来のダイナミック型ドライバーを凌駕する高解像度と豊かなサウンドステージを可能にするという。

HS1300SSでは、HS1500シリーズで採用された第3世代ミリンクスドライバーに、第4世代で得られた振動膜テクスチャ―やコイル、マグネット、チューニングプロセスといった技術や知見をフィードバックした改良型の第3世代ドライバーを搭載する。

ドライバー径は10mmで、再生周波数帯域は20Hz~20kHz。インピーダンスは32Ω、入力感度は110dB@1mW、最大入力は100mW。

ハウジングは、音響チャンバー部と機構ハウジング部を完全に分離したモジュラー構造。ドライバーの改良に伴い、音響チャンバーの素材も、より性能を引き出すためにステンレスを採用。機構ハウジング部にはアルミニウムが使われている。

ステンレスチャンバーは100%CNC切削され、チタンに匹敵する高い硬度により、共振抑制効果が向上。ドライバーのレスポンスも改善するという。

ハウジング形状も、次世代のAcoustuneデザインアイデンティティーを採用したといい、各寸法の最適化と人間工学を考慮した、さらなるハウジング形状の改良が行なわれた。

ノズル部分はロングとショートの2種類、イヤーピース位置を2段階で調整できる「2Wayノズル」を採用しており、さまざまな耳形状に対応。フィッティング性能も向上し、より装着しやすいデザインとなった。

付属ケーブル「ARC61」

付属のケーブルは8芯構造の新PFCケーブル「ARC61」を採用。2重ツイスト8芯構成で、芯線には336本の極細線OFCワイヤーが使われ、導体抵抗値を極限まで抑制。オーディオ信号の伝達ロスを防ぎ、周波数全域でのSN比向上を実現している。被膜は長年ケーブルに携わったエンジニアが制振抑制に拘って選定した日本製PVC。

コネクターは日本ディックスの「Pentaconn Ear」

イヤフォンとのコネクター部は日本ディックスが設計・生産する「Pentaconn Ear」が使われている。ケーブル長は約1.2m、ソース機器との接続プラグは3極L字金メッキの3.5mmステレオミニ。

付属イヤーピース

イヤーピースは、開発時のリファレンスとしても使用されている「AET07」(S/M/L)や、中域から低域の厚みが増す「AET08」(S/M/L)、遮音性重視のダブルフランジ「AET06」(S+/M+)の3種類のシリコンイヤーピースと、フォームタイプの「AET02」(F)の合計4種類が同梱される。イヤフォンの重さはケーブルを含めて約52g。