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「サンダーバード55/GOGO」'22年1月公開。日本版構成は樋口真嗣
2021年10月1日 17:00
特撮人形劇として高い人気を誇るサンダーバードの新作「サンダーバード55/GOGO」が、2022年1月7日より劇場公開、1月8日からオンライン上映されることが決まった。配給は東北新社/STAR CHANNEL MOVIES。
英国テレビ界の名匠ジェリー・アンダーソンの代表作にして、スーパーマリオネーションと呼ばれる独自の撮影手法を駆使した特撮人形劇の最高傑作として名高いテレビシリーズ「サンダーバード」。
1965年にイギリス、そして翌66年には日本でも放送が開始され、高い人気を獲得。「ウルトラセブン」をはじめとした黎明期から今日の「シン・ゴジラ」などに至るまで、数々の日本特撮、ロボット・SFアニメ作品にも多大なる影響を与えるとともに、「2001年宇宙の旅」「スター・ウォーズ」「007」など世界のSF作品&作家にも影響を与えた伝説的作品とされている。
「サンダー・バード55/GOGO」は、オリジナルの撮影手法を完全再現した新作3話を、日本公開用に構成したもの。日本版構成には「シン・ウルトラマン」の樋口真嗣監督が担当しており、エピソードはそのままに、世界初の1本の映画としてまとめあげた。
公開日決定と合わせ、ポスターとメイキング映像も解禁。
ポスターの作画は、「機動戦士ガンダム」のメカニックデザイン担当で知られる大河原邦男氏が担当。当時のビジュアルに近い、レトロで懐かしいタッチでペネロープ、スコット、バージル、ゴードンの姿が描かれており、大河原氏は「長い間世界中に多くのファンを持つ『サンダーバード55』のキービジュアルに係れる名誉と責任を痛感しました。このプロジェクトに参加させて頂き仕事人生に又一つの思い出が加わりました。有り難うございました」とコメントしている。
メイキング映像では、後にも先にも類を見ない、60年代当時のスーパーマリオネーションと呼ばれる独自の撮影手法を使用したメイキングの様子が映し出されており、懐かしくも今見ても斬新で、サンダーバード特有の魅力を感じられる内容となっている。
なお、本作の撮影で実際に使われたサンダーバード1号と2号の実物は、10月1日より東京・国立新美術館で開催されている庵野秀明の展覧会「庵野秀明展」で展示される。