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FiiO、「AK4332」左右独立搭載のイヤフォン無線化レシーバ

UTWS5 MMCX

エミライは、FiiO Electronicsのリケーブル対応イヤフォンを完全ワイヤレス化するBluetoothレシーバーアンプ「UTWS5」を発売する。価格はオープンプライス。MMCX仕様が12月23日発売で店頭予想価格は17,600円。2ピン仕様は後日発売となる。

DACアンプ一体型チップ「AK4332」を左右独立で搭載。「UTWS3」と比較して低ノイズフロア(2μV未満)、高SN(109dB以上)、約40%の出力向上を実現。出力は16Ω負荷時53mW、32Ω負荷時33mW。

Bluetoothチップには、Qualcomm製「QCC5141」を採用し、Bluetooth 5.2準拠。96kHz/24bitのワイヤレス通信が可能なaptX Adaptiveコーデックに対応した。その他のコーデックはSBC、AAC、aptXに対応する。

QualcommのTrueWireless Mirroringを採用。従来のTWS+では、親機からL/Rの子機を別々に接続することで安定性の向上を図っていたが、TrueWireless MirroringではL/Rの子機にマスター/スレーブの関係を作り、スレーブ側は常時マスターの左右反対の信号をミラーリングすることで、マスターとスレーブの関係をシームレスに行き来できる。これにより、遅延の低減と、親機子機及び左右の接続安定性を向上した。

スマホなどのBluetoothデバイスの音量調節とは別に、独自の32ステップの音量調節機能を搭載。リスニングスタイルに合わせて音量を調整できる。なお、音量レベルは記憶されるため、電源をオンにする度に調整する必要がない。

本体側面に大型の物理ボタンを搭載。ボタン構造を改善し、誤タッチを減らしながら、最小限のタッチ操作で再生/停止、音量調整、曲送り/戻しが行なえるとしている。

連続再生時間は8時間。充電ケース併用で30時間以上再生できる。充電端子はUSB-Cで、ワイヤレス充電にも対応している。

FiiO Controlアプリ、またはFiiO Musicアプリと連携し、チャンネルバランスやその他のオーディオ設定が調整可能。アプリを使用してファームウェアアップデートも行なえる。

本体はIPX4相当の防水対応。重量は片側約8g(イヤフォン除く)で、充電ケースとの総重量は122g(イヤフォン除く)。充電用USB-Cケーブルが付属する。