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Silent Angel、ネットワークプレーヤー「M1/M1T」に4GBモデル

DAC内蔵の「M1-4GB」

完実電気は、Silent Angelブランドのネットワークプレーヤー「M1」および「M1T」シリーズに、メモリ容量4GBモデルを追加。新たに「M1-4GB」と「M1T-4GB」の2機種を3月17日より発売する。どちらも価格はオープンプライス。店頭予想価格は、M1-4GBが14万円前後、M1T-4GBが9万円前後。

既発製品(M1-8GB/M1T-8GB)をベースに、メモリ容量を半分にして価格を抑えた製品。入出力などのインターフェイスや機能などは、既発の8GBモデルと変わらない。

M1-4GB/M1T-4GB共に、NAS内の音楽データを再生できるほか、HDDに接続すればHDD内の音楽データも再生可能。USB接続時は最大DSD 256(11.2MHz)、LPCM 768kHzまでのハイレゾ音源に対応。さらにSpotify connect、Amazon Music HD、TIDALといったストリーミングサービス、Roon Readyをサポート。アップデートでMQAにも対応する('22年4月以降)。

M1-4GB
背面

オペレーションボードはGigabit Ethernet 1000Mbpsに対応。OSにはSilent Angelが開発したVitOSを採用しており、オーディオ信号のデータ情報を適格に分析して、DAコンバーターへと伝送。ジッターノイズの少ないオペレーションボードがM1の高音質化に大きく貢献しているという。

M1搭載のDACチップは、専用にカスタマイズしたESS SABRE9018Q2Mを搭載。オペレーションボードからの回路の最短化や、Silent Angelオリジナルテクノロジー「ノイズアブソーバー」の配置、デジタル回路とアナログ回路の電圧調整といったノイズ対策も施している。

M1内部

電源部からオーディオ回路まで、デジタル回路とアナログ回路を分離。各回路の最短化実現に加え、グランド用の回路を個別に設けるなどのノイズ対策を実施。さらに、オペレーションボードの温度上昇を防ぐため、アルミ削り出しヒートシンクを搭載し、Silent Angelオリジナルテクノロジー「EMIアブソーバー」を各基板に配置した。

M1はヘッドフォンアンプ部をディスクリート設計とし、電流帰還型を採用。高いドライブ能力を実現している。

M1T-4GB
背面

iOS/Android用アプリ「VitOS Orbiter」で各種操作が可能。デジタル出力端子はAES/EBU、I2S、同軸(PCM 384KHz/DSD 128対応)、USB(PCM 768KHz/DSD 256対応)で、M1のみアナログ出力(RCA)とヘッドフォン出力(6.3mmステレオ標準)を搭載。他にも、USB3.0×1、USB2.0×2、RJ-45(1000base-T)を備える。

2機種とも、外形寸法は155×110×50.4mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は1.63kg。ACアダプター、電源ケーブル、LANケーブルを付属する。