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レコードをシンプルに楽しむオーディオ、Rega「System One」

Rega「System One」

完実電気は、Regaの新製品として、レコードの音をシンプルに楽しめるオーディオシステム「System One」を5月19日に発売する。ターンテーブル「Planar 1 mk2」と、プリメインアンプ「io」、スピーカーの「KYTE」をセットにしたもので、価格は242,000円。

Planar 1 mk2は既に単品で発売中だが、プリメインアンプ「io」、スピーカー「KYTE」も各11万円で単品販売する。

Rega「System One」

Planar 1 MK2

Planar 1 MK2

Regaのターンテーブルシリーズの入門モデル。アームにカウンターウェイトをはめるだけで、すぐに使える簡単設計が特徴。アームの水平やアンチスケーティングの設定をする必要は無い。

エントリーモデルながら、イングランドの本社工場で生産。「Regaターンテーブルの設計思想や仕様がしっかりと受け継がれている」という。

トーンアーム RB110は、高精度ベアリングで360度全方向に滑らかな動作を実現。アルミ合金設計で、シリコンブレート仕上げのバランス用ウェイトを搭載。アンチスケーティングを自動調節するオートバイアス機能も備えている。

ベルトドライブ方式で、Planar6/8/10に搭載されている「Advanced EBLT Drive Belt」を採用。ゴムを原料とした別注品の科学系素材を使ったもので、切れにくく滑らかで、たるみにくい形状が特徴という。トルクに優れ、ワウ・フラッターも大幅に改善。耐久性で50%、ワウ・フラッターで35%性能が向上している。

オリジナル工法で製作されたウッドキャビネットを採用。メラニン材で加工することで、硬度を高めている。

Planar 1 MK2

プリメインアンプ「io」(アイオー)

プリメインアンプ「io」

Regaプリメインアンプの入門モデル。上位モデルの設計思想や回路設計を継承しながら、横幅180mmのスリムサイズを実現。このアンプも、イングランドの本社工場にて生産されている。

上位モデルから継承されたディスクリート、ABクラスアナログアンプを搭載。出力は30W+30W(8Ω)。入力段、出力段を個別に設計し、ノイズ対策を行ない、出力段は上位モデルと同じ回路設計、音質パーツを採用している。

ディスクリート構成にするなど、Fono MM MK3と同等のフォノ回路も搭載。大型トロイダルトランスと高音質オーディオ用カスタムコンデンサーも投入。高音質なヘッドフォンアンプ回路も備えている。

入力端子はアナログRCA×2、Phono(MM)×1。スピーカー適合インピーダンスは4~8Ω。ヘッドフォン出力はステレオミニ。外形寸法は180×290×68mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は2.9kg。

スピーカー「KYTE」(カイト)

スピーカー「KYTE」

2ウェイのブックシェルフスピーカー。イングランドの本社工場にて生産、組み上げられている。ターンテーブルのPlanarシリーズで評価を得たフェノール材をキャビネットに採用し、ユニークな外観、機構デザインにすると共に、コストダウンも実現している。

キャビネットの剛性を強化するために、内側から支えるセラミック・ブレース・プレートを配置。

ユニットは、上位モデルにも採用されている、4層ボイスコイル構造の「MX125」ウーファーを搭載。反応が良く、歪の少ない低域再生を実現したという。

ツイーターはRegaオリジナル設計「ZRR」。ユニット背面にあるチェンバー内に発生する空気の反射をコントロールし、位相の乱れや歪を抑えている。

最大入力は80W、インピーダンスは6Ω。感度は89dB。外形寸法は188×232×325mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は3.73kg。