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NHKで「ウルトラマン」ドキュメンタリードラマ。5月2日夜

NHK公式サイトより
(C)NHK

NHKは、ウルトラマンに脚本家として参加した金城哲夫氏と上原正三氏の人生とともに、ヒーロー誕生の舞台裏を描いたドキュメンタリードラマ「ふたりのウルトラマン」を、5月2日の夜9時から89分版としてBSプレミアム/BS4Kにて放送する。

鹿児島を除く九州沖縄ブロックでは、先行して4月29日の夜7時30分からNHK総合で72分版として放送。

沖縄本土復帰50年のドキュメンタリードラマ。1972年の沖縄本土復帰直前、日本全国で大ヒットした「ウルトラマンシリーズ」。金城氏と上原氏はともに沖縄県出身で、沖縄復帰50年の今年、当時のことを知る人々の証言も交えながら、ふたりの人生を丁寧に描く。

脚本・演出は沖縄在住の映画監督で、「ウルトラマンオタク」だという中江裕司氏。ともに沖縄出身の満島真之介と佐久本宝が若き日の金城役、上原役を演じる。そのほか出演は青木崇高、玉置玲央、蔵下穂波、綾田俊樹、平田満。

1965年、「円谷特技プロダクション」を沖縄出身の上原正三が訪れる。待っていたのは脚本家であり、故郷の同胞・金城哲夫。金城は、天才的発想で「ウルトラQ」の脚本を執筆していた。やがて円谷一らを中心に、若い監督たちが集結し、「ウルトラマン」を創りだす。沖縄の日本復帰が近づくなか、金城と上原は二人が交わした「ヤマトゥーンカイ、マキティナイミ!(日本人に負けるな)」の言葉を胸に、それぞれの道を歩みだす──。

番組では、「ウルトラQ」の助監督・監督の満田かずほ氏や、円谷英二氏の三男で当時の助監督・円谷粲氏、「ウルトラマン」の監督のひとりである樋口祐三氏など、ふたりの活動をそばで見つめてきた人々が当時の様子を鮮明に語り、ふたりの仕事に対する考え方や生活の様子、挫折や悲しみなどが明らかになる。

もちろん、番組には金城氏、上原氏が愛した怪獣たちも登場。資料映像からは「ウルトラセブン」のキングジョーやチブル星人、「ウルトラQ」のガラダマ(ガラモン)も。さらにドラマの中にも怪獣が登場するとのこと。