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B&W「追加スピーカーは不要」なAtmos対応サウンドバー「Panorama 3」

Panorama 3

ディーアンドエムホールディングスは、Bowers & WilkinsのDolby Atmos対応サウンドバー「Panorama 3」を5月下旬に発売する。価格は159,500円。

B&Wのハイエンドスピーカー「800 Series Diamond」を手掛ける音響エンジニアリングチームが開発を担当したサウンドバー。65mmと薄型ながら、「一筐体のサウンドバーだけで部屋いっぱいに広がる圧倒的なシネマサウンドを実現した」という。さらに、低域の再生能力も高めており、「追加のリアスピーカーやサブウーファーを買い足す必要はない」としている。

外形寸法は、幅1,210mm、薄さ65mm、奥行き140mm。シリーズ歴代で最もスリムなプロポーションで、「テレビの前に設置しやすく、インテリアの調和を乱すことのない」デザインだという。

Panorama 3
薄さ65mm

薄型筐体の中に、13基の独立したドライバーユニットを3.1.2ch構成で搭載。その結果、「ワンボックスのサウンドバーとは信じがたいほどのサラウンド感と厚みのある低音再生を実現した」とする。

上向きにサウンドを放射するDolby Atmosイネーブルドスピーカーを搭載

天面に、上向きにサウンドを放射するDolby AtmosイネーブルドスピーカーをB&Wとしては初めて搭載。最適な角度と配置で取り付けられた2つの50mmユニットを用いて、「没入感を高め、これまでにない3Dサウンド体験をお届けする」という。

フロントL/R、およびセンターチャンネルには、それぞれ2つの50mmグラスファイバー・ミッドレンジ・ドライバーと、エンクロージャーから完全にデカップリングされた19mmチタンドーム・ツイーターを使用。

さらに、2基の100mmサブウーファーにはエンクロージャー容積の大部分を占めるという空気室を割り当て、外付けのサブウーファーなしでも十分な低音を再生できるようにしている。

13基のドライブユニットを駆動する増幅回路には、計400Wの出力を持つ高効率なクラスDアンプを搭載。ツイーター用に40W×3、ミッドレンジに40W×3、サブウーファーに40W×2、Dolby Atmosイネーブルドスピーカーに40W×2を供給している。

入力端子はARC/eARC対応のHDMI入力を装備。HDMIケーブル1本の接続で、テレビにHDMI接続した様々なソースを再生できる。テレビのリモコンでPanorama 3の音量操作も可能。

上向きにサウンドを放射するDolby Atmosイネーブルドスピーカーを搭載

AirPlay 2とBluetooth受信にも対応。BluetoothはaptX Adaptiveコーデックもサポートする。Spotify ConnectやAmazon Music(Alexa Cast)にも対応する。

Bowers & Wilkins Musicアプリからの操作も可能で、一つのアプリからDeezer、SoundCloud、TuneInなどの音楽ストリーミングサービスを横断的に利用することもできる。今後のアップデートにより、Zeppelinやワイヤレス・ミュージックシステム「Formation Suite」製品との組み合わせによるマルチルーム再生にも対応する。

ただし、例えばPanorama 3をフロントスピーカーとして使い、Formation Suiteシリーズをリアスピーカーとしてサラウンド再生するといった連携はできない。あくまでPanorama 3はマルチルーム再生のみ対応で、サウンドバーとしては単体で完成している。

上面中央に手をかざすとバックライトによって照らし出される静電容量式タッチボタンを搭載。音声アシスタント「Alexa」も搭載しているので、音声で楽曲の選択や音量の調整ができる。

上面中央に手をかざすとバックライトによって照らし出される静電容量式タッチボタンを搭載