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“世界一売れた歌手”映像化。映画「エルヴィス」7月公開
2022年5月10日 09:00
世界一売れた歌手、エルヴィス・プレスリーの“誰も知らなかった”真実の物語を映像化した映画「エルヴィス」が、7月1日に全国公開される。それに先駆け、ロックが生まれ、エルヴィス・プレスリーがスーパースターになる瞬間を描いたライブシーン映像が初公開された。
監督は「ムーラン・ルージュ」「華麗なるギャツビー」のバズ・ラーマン。本作でエルヴィスを演じるのはオースティン・バトラー。その圧倒的なパフォーマンスと歌声、なにげない動作もエルヴィス・プレスリーそのもので、ラーマン監督も「エルヴィスそのもの」と表現する。そのエルヴィスの才能をいち早く見つけたマネージャー、トム・パーカーは2度のアカデミー賞受賞俳優であるトム・ハンクスが演じる。配給はワーナー・ブラザース映画。
先日、一足早く本作を鑑賞したエルヴィスの元妻、プリシラ・プレスリーは自身のFacebookに「バズ(・ラーマン監督)ならではのユニークで芸術的な手法で、見事に、そして創造的に語られた実話です。オースティン・バトラーはエルヴィスそのもの。素晴らしかった……彼は重責を担っていることを自覚していて、この役を演じるにあたり、非常に神経質になっていたようです。(彼の心労は)想像に難くありません」と投稿して、本作とエルヴィスを演じたバトラーを絶賛。ラーマン監督によれば、プリシラに認められたと知ったバトラーは、背負っていた重責からか、その場で泣き崩れてしまったという。
バンドメンバーと共に自分たちで車を運転し、地方巡業を行ないながら、徐々に知名度を上げていったエルヴィス。今回公開されたライブシーン映像では、当時アメリカで主流だったカントリー音楽の世界で、最も敬意を表されている公開ライブ放送のラジオ番組のひとつである“ルイジアナ・ヘイライド”に出演するチャンスを掴み、そのステージに出演したときの様子が描かれている。
映像はまだ無名の新人歌手エルヴィスが緊張した面持ちでステージに立つ場面からスタート。ピンクのスーツを身にまとい、メイクをし、長い髪をオールバックにした当時では馴染みのない姿から、観客からはヤジが飛ぶ。
しかし、「Baby Let’s play house」を歌い出すと、先ほどまであざ笑っていた観客の表情は一変。腰を小刻みに揺らす独特でセクシーすぎる禁断のダンス、そして誰も聴いたことのないロックを熱唱するエルヴィスに、女性客は大興奮。叫び声が上がり、会場はやがて熱狂の嵐に! トム・パーカーはエルヴィスのパフォーマンスを見たその瞬間、“運命の出会いだった”と確信する……。