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BS松竹東急、「河童のクゥと夏休み」ノーカット放送。7月31日

(C)2007 木暮正夫/「河童のクゥと夏休み」製作委員会

BSの無料放送BS松竹東急は、「日曜ゴールデンシアター」の夏休み特別企画として、原恵一監督の傑作長編アニメーション「河童のクゥと夏休み」をノーカットで放送する。放送日時は7月31日18時30分から。

今年3月に開局したBS松竹東急では、長編アニメの放送は今回が初めて。公開から15周年を迎えた「河童のクゥと夏休み」が第1弾を飾る。特別企画として、原恵一監督へのインタビューも放送。改めて制作当時を振り返り、構想20年の末に完成させた作品への熱い想いを語る。

(C)2007 木暮正夫/「河童のクゥと夏休み」製作委員会
(C)2007 木暮正夫/「河童のクゥと夏休み」製作委員会
(C)2007 木暮正夫/「河童のクゥと夏休み」製作委員会
原恵一監督
(C)2007 木暮正夫/「河童のクゥと夏休み」製作委員会

BS松竹東急の映画枠は、毎週月曜日~金曜日19時54分からの「よる8銀座シネマ」と、毎週日曜日18時30分からの「日曜ゴールデンシアター」の計6枠を展開。年間通しておよそ300本を放送する両枠では、古今東西を問わず良質な映画作品を届けるほか、今後、大人も子供も楽しめる長編アニメーション作品も随時編成していく予定としている。

BS松竹東急 編成局 岡田雄介プロデューサー コメント

自分が社会人になる前年に公開された本作品ですが、はじめて観た当時、アニメであれ実写であれ表現方法に関係なく、人間を深く見つめる作品に境界線はないんだと、映画を観る視野が広がった記憶があります。

週6枠ある映画編成において、長編アニメーションのトップバッターを飾る作品を検討した際に、真っ先に思い浮かんだのが本作品でした。作品を見直して、不思議と今の時代の空気感と通じるものを感じました。「異質なもの」と向き合うというテーマにおいても、公開当時よりも現在の方が、真に迫ってくるものがありました。その一方で、単純に少年と河童の冒険譚としても引き込まれてしまうので、色々な世代の人に楽しんでいただけたら幸いです。