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ANC/外音取り込み対応のGoogle完全ワイヤレス「Pixel Buds Pro」

「Google Pixel Buds Pro」フォグ

Googleは、完全ワイヤレスイヤフォン「Google Pixel Buds Pro」を7月28日に発売する。カラーはコーラル、レモングラス、フォグ、チャコールの4色。価格は23,800円。発売に先駆け、予約を開始している。

「Pixel Buds A-Series」の上位モデルで丸い形状はそのまま継承。装着時にカラーとマットコーティングが施されたカバー部が丸く見えることがデザインのこだわりだという。耳にあわせて調整を行なう「Silent Seal」テクノロジーを採用したアクティブノイズキャンセル(ANC)と、外音取り込み機能を搭載する。

左からコーラル、レモングラス、フォグ、チャコール

Googleが独自開発したカスタム6コアオーディオチップと、カスタム設計の11mm径ダイナミックドライバーを搭載。Googleの音響エンジニアチームによるチューニングが施されているほか、再生中は、ボリュームEQが音量の上下に合わせてチューニングを行なう。高音、中音、低音が常にバランスよく響くとしている。

内蔵センサーが耳の奥の気圧を測定して減圧。歩行時や会話時、食事の際に感じやすい耳が詰まったような不快感を取り除き、長時間快適に装着できる機能も備える。

Bluetooth 5.0準拠。音声の自動切り替え機能を搭載しており、ノートパソコン、タブレット、テレビ、AndroidやiOSスマートフォンなど、直近にペア設定したデバイスへ接続先を自動的に切り替えが可能。

タッチセンサーを備え、タップで音楽の再生/停止や通話の応答、Googleアシスタントの操作や、長押しでANCの切り替えができるほか、スワイプでの操作にも対応し、音量調整が行なえるようになった。

IR近接センサーも備え、イヤフォンの着脱を検知して自動で再生/一時停止に対応。加速度計とジャイロスコープも搭載しており、モーション検出も行なえる。

片側各3基のマイクを搭載。音声加速度計と風の音を軽減するメッシュカバーに加え、通話用マイクはビームフォーミングを採用しているため、雑音が多い環境や風が強いところでもクリアな通話が可能としている。

対応コーデックはSBC、AAC(通話とメディア再生)。なお、LE Audioへの対応についてGoogleでは「LE Audio は大きな可能性を持っており、Googleとしても非常に期待しています。LE Audioは Bluetoothオーディオの未来であり、10年をかけて仕様が開発されてきました。ただし、仕様全体が先週承認されたばかりであることを考慮すると、リリースを急いで不十分なユーザーエクスペリエンスを提供するのは得策ではないと考えます。Googleは、主要なBluetoothリスニング デバイスメーカーと緊密に連携しており、彼らも LE Audioの可能性に期待しています。LE Audio実用の準備が整い次第、Pixelデバイスに LE Audioサポートを追加する予定です」とコメントしている。

最大連続再生時間はANCオンの状態で7時間、充電ケース併用では最長20時間再生できる。イヤフォンは5分間の充電で最長1時間、15分の充電で最長3時間の再生が可能。ケースの充電端子はUSB-C。Qi規格のワイヤレス充電にも対応する。

本体はIPX4相当、充電ケースはIPX2相当の防水対応。重量はイヤフォンが片側6.2g(中サイズのイヤーピース装着時)、充電ケースが62.4g。イヤーピース(大/中/小)などが付属する。