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世界初、自動キャリブレ搭載の31.5型4K有機ELモニター
2022年11月11日 15:00
ASUS JAPANは、世界初の自動キャリブレーション機能搭載・31.5型4K有機ELモニター「ProArt Display PA32DC」を11月18日より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は448,920円前後。
クリエイター向けブランドとして展開するProArtシリーズの最新モデル。本体中央上部に電動フリップ比色計を内蔵することで、長時間使用における色変化を補正し、高精度な色再現を維持できる。また、2種類のスタンド、携行を考慮したメタルハンドルなど、業務用モニター用途も意識した製品となっている。
4K/3,840×2,160ドットの60Hz 有機ELパネル(ノングレア)を採用。サブピクセル構造はRGB3色ストライプ型で、深みのある黒と高輝度での色コントラストを強化し、リアルな画像を再現。「HDRコンテンツのマスタリングにも最適」とする。
DCI-P3およびAdobe RGB色域は99%をカバーし、10bit色深度で10億7,000万色以上を表示可能。VESA DisplayHDR 400 True Black認定を取得し、コントラスト比は1,000,000:1を実現。優れたコントラストが、深みのある黒と輝く白を再現することで、「作品の暗い部分から明るいハイライトまで細部にわたって正確に表示し、信じられないほどリアルなビジュアルを実現」と謳う。
HDR規格は、HDR10、HLG、Dolby Visionをサポート。標準輝度は250cd/m2で、HDR時の最大輝度は500cd/m2。応答速度は0.1ms。
電力効率を最大化するための自動輝度リミッター(ABL)を搭載。特定のウィンドウに白い(明るい)画像を表示する際には、ウィンドウサイズが大きくなるにつれて、ディスプレイの画像を自動的に暗くする。
OSDメニューの均一輝度機能(オプション)は、コントラストレベルが大きく異なるウィンドウの切り替えや、サイズ変更したりする場合に有用。何時間も使用した後も輝度レベルを最大250nitsに保ち、快適な視聴と、より正確な色を実現するという。
内蔵の測色計のほか、X-Rite、Datacolor、Kleinなどの主要キャリブレーターと互換性を確保。CalmanやLight Illusion ColourSpace CMSプロフェッショナルハードウェア・キャリブレーションソフトウェアともシームレスに連携し、迅速で簡単なキャリブレーションも行なえる。
ディスプレイ部は、0~130mmの高さ調整が可能。チルトは上23~下5度で、スイーベルは左右30度。ピボットにも対応。VESA規格は100×100mm。3Wのステレオスピーカーを内蔵する。
インターフェイスは、HDMI 2.0入力×3(HDCP)、DisplayPort 1.4入力×1ほか、USB-C(PD 65W)、USB 3.2×4(TypeAハブ)、ヘッドフォン出力などを用意する。
消費電力は38W以下で、待機時は0.5W以下。外形寸法/重量は、スタンド時が735.4×245×496.9~626.9mm(幅×奥行き×高さ)/12.14kg、ミニスタンド時が735.4×162.6×489.1mm(同)/8kg。
モニターフード、DisplayPortケーブル、HDMIケーブル、USBケーブル、スタンド、ケーブルクリップなどを付属する。