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印刷×国産有機ELの27型4Kディスプレイ。AKRacingから約29.8万円

4K有機ELディスプレイ「OL2701」

テックウインドは、ゲーミングチェアブランド・AKRacingより、RGB印刷方式の有機ELパネルを採用した27型4Kディスプレイ「OL2701」を6月24日より独占販売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は298,000円前後。

快適性を追求したゲーミングチェア・オフィスチェア製品を展開してきたAKRacingが、究極の映像体験を届けるとして開発したハイエンドPCディスプレイの第1弾製品。

JOLED製の国産有機ELパネルを採用しているのが特徴で、「高画質を実現する要素を網羅」。同社は「既存のPCモニターの映像に満足できなかったオーディオ・ビジュアルファンにとって福音となる製品。また、高解像度・高精細・低ブルーライトといった特性から、多くの情報を長時間にわたって処理し続けることを迫られるナレッジワーカーやクリエイターにも最適」としている。

4K/3,840×2,160ドットの解像度、163ppiの精細度で、情報量に富んだ映像表現を実現。高解像度・高精細に加え、ピーク輝度は540cd/m2、コントラスト比は1,000,000:1を達成。視野角は上下左右178度で、応答速度は0.1ms(tr+tf)。最大リフレッシュレートは60Hz。

有機EL素子が自発光する特性により、光らせない場所は完全な漆黒を実現。わずかな濃淡・明暗も忠実に再現し、映像そのものが持っている情報を余すところなくユーザーに伝えられるという。特に暗部の多い夜景映像などにおいては、「夜の闇とイルミネーションの煌めきが美しく対比され、映像の世界に没入できるような繊細な表現をもたらす」とする。

RGB印刷方式のパネルである点も本機の特徴。サブピクセルが映像表示に最適とされるRGBストライプに形成されており、色純度の高い映像表示が可能。また各RGBがネイティブ10bit駆動に対応し、真のDeep Colorを実現。sRGB比130%、DCI-P3 99%の忠実かつ広い色域で「風景写真や自然物の映像では、まるでその場で実際に目にしているかのような、息を飲む色表現を生み出す」とする。

このほか、ピクセル単位で輝度を制御することによる焼き付き低減機能や、長時間の視聴でも目が疲れにくいブルーライトカット(同型の一般的な液晶ディスプレイに比べて約40%減)なども備える。

ディスプレイ部は、0から120mmの高さ調整が可能。チルト(上下角度調整)は-5~+20度で、スイーベル(左右角度調整)は-30~+30度。ピボットは非対応。VESA規格は100mm×100mm。

インターフェイスは、HDMI2.0入力×2、DisplayPort1.4入力×1、USB-C(DisplayPort Alt mode)、USB-A×2(Downstream)、オーディオ出力×1を用意。スピーカーは2W×2。

消費電力は60Wで、待機時は0.5W。スタンドを含む外形寸法は、630×230×571mm。重量は約5.47kg。