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LG、4K/144Hz対応の31.5型4Kディスプレイ。約8.5万円

31.5型4Kディスプレイ「32UQ750-W」

LGエレクトロニクス・ジャパンは、HDMI2.1を備え、最大4K/144Hzまでの信号に対応する31.5型4Kディスプレイ「32UQ750-W」と、4K/60Hz対応でNano IPS Blackパネルを搭載した31.5型4K「32UQ850-W」の2機種を、11月下旬より発売する。どちらも価格はオープンプライス。店頭予想価格は、UQ750が約8.5万円前後、UQ850が約11万円前後。

32UQ750-W

4K/3,840×2,160ドットで、倍速表示に対応した31.5型液晶ディスプレイ。

USB Type-Cなどワークステーションとしての機能を維持しつつ、DisplayPort1.4とHDMI2.1を備え、4K/120HzやALLM、VRRなどの機能をサポート。DisplayPort/HDMI入力時は、最大毎秒144コマの表示も実現した(USB-Cは4K/60Hzまで)。

32UQ750-W

映像の補正技術を自動的にオフに切り換え、遅延を最小限に抑えるDASモード(自動設定)、映像出力側のフレームとリフレッシュレートを同期させてゲーム映像のズレ(ティアリング)やカクつき(スタッタリング)を抑えるAMD FreeSync Premiumテクノロジー(VRR)、暗い部分を明るく表示させるブラックスタビライザーなどのゲーミング機能も備える。

キメの細やかな表現を可能にするHDR(HDR10)に対応するほか、低解像度の映像も高精細に表示できるSuper Resolution+を搭載。ブルーライトを抑えるピクチャーモードや、フリッカー(ちらつき)を抑える調光方式を採用。作業領域の有効活用や画質調整、ゲーミング機能の設定などが行なえるソフトウェア「OnScreen Control」も用意した。

使用するパネルはVA型で、コントラスト比は2,500:1。輝度は400cd/m2。応答速度は4ms(GTG/応答速度Faster設定時)。視野角は上下左右178度。表示色は約10.7億色で、DCI-P3を90%カバーする。

背面
端子部

インターフェイスは、HDMI入力×2、DisplayPort入力×1ほか、PD65W対応のUSB-Cポート、ヘッドフォン出力、2系統のUSB 3.0ダウンストリームを備える。MaxxAudio技術搭載のスピーカー部は、5W×2。

スタンドはピボット(右90度)、高さ調整(110mm)、チルト角調整(前-5度~後20度)に対応。

消費電力は85W(最大180W)で、待機時は0.5W。スタンドを含む外形寸法/重量は、714×239×488~598mm(幅×奥行き×高さ)/8.7kg。

32UQ850-W

32UQ850-W

色の純度を高めるNano IPSに黒を強化した「Nano IPS Black」採用の31.5型液晶ディスプレイ。倍速は非対応(最大60Hz)で、解像度は4K/3,840×2,160ドット。

独自パネルにより、黒の表現力を高め、暗部の再現性を追求。IPSながら、コントラスト比を2,000:1とし、4Kの画像や映像をさらに自然に表示することを目指した。さらに、高視野角を特徴とするIPSパネルの、斜めから見た時の色再現性もさらに改善したという。

4K/HDRマスタリングに最も広く使われ、クリエイターにとって業界標準と位置づけられているDCI-P3 98%(標準値)の高い色再現性を実現。

ハードウェアキャリブレーションにも対応。ピクチャーモードには「sRGB」、DCI-P3の白色点をD65に置いた「P3-D65」、BT.2100(Rec.2100)のガンマカーブに沿った「BT.2100 PQ」を備えたほか、1.8/2.0/2.2/2.4/2.6に設定できるガンマ補正、6色相環、色温度調整なども可能とした。

HDR再生においては、VESA DisplayHDR 400の認証を取得。輝度は400cd/m2。応答速度は5ms(GTG/応答速度Faster設定時)。視野角は上下左右178度。表示色は約10.7億色。

インターフェイスは、HDMI入力×2、DisplayPort入力×1ほか、PD90W対応のUSB-Cポート、ヘッドフォン出力、USB 3.0ダウンストリーム×2、USB 2.0アップストリームを備える。MaxxAudio技術搭載のスピーカー部は、5W×2。

スタンドはピボット(右90度)、高さ調整(110mm)、チルト角調整(前-5度~後20度)に対応。

消費電力は55W(最大162W)で、待機時は0.5W。スタンドを含む外形寸法/重量は、714×239×488~598mm(幅×奥行き×高さ)/6.9kg。