ニュース
アップルのティム・クックCEO、ソニー熊本テクノロジーセンター訪問
2022年12月13日 15:13
米Appleのティム・クックCEOが13日、ソニーセミコンダクタソリューションズ熊本テクノロジーセンターを訪問。ソニーグループの吉田憲一郎会長兼社長CEOの案内で、iPhone 14 Proに搭載しているカメラシステムの性能において、大きな役割を果たしているというソニーの技術を視察した。
ソニーはアップルにとって、日本における最大のサプライヤーで、2011年以降iPhone用のイメージセンサーを製造・供給。「10年以上にわたり、イノベーションを起こすために両社のエンジニアが密に連携し、iPhone搭載カメラの技術発展に貢献できるイメージセンサーによる新たなテクノロジーを追求してきた」という。
今回の訪問では、両社のCEOが熊本テクノロジーセンター内を回り、iPhone 14 Proのメインカメラ用に開発された4,800万画素のクアッドピクセルセンサーのデモを視察した。
両者のコメントは以下の通り。
iPhone 14のラインナップには、世の中を今までにないほど鮮明にとらえるカメラシステムを含め、強力な新機能が詰め込まれています。本日、吉田憲一郎CEO、そして彼のチームと共に熊本にあるソニーの最先端の施設を訪れ、世界最高水準のカメラセンサーと、絶え間ないイノベーションの推進に向けたお互いのチームの協力を目にすることができました。
ソニーは創業以来、クリエイティビティとテクノロジーにより、社会にイノベーションと新しい体験価値を提供してきました。アップル社はソニーのイメージセンサー事業にとって、大変重要な顧客であり、同時にイメージセンサーの技術革新を発展させるための重要なパートナーです。
今回ソニーの熊本テクノロジーセンターにアップル社のティム・クックCEOとそのメンバーをお迎えし、我々の最先端のイメージセンサーの製造現場を見ていただくとともに、技術開発や活用の方向性について意見交換できたことは大変有意義でした。
イメージング&センシング技術は、ソニーグループが「感動」を創り続けるための中核を担う重要な技術であり、今後もこの進化を追求してまいります。