ニュース
final「D8000 Pro」限定モデル披露。FOCAL“本格BTヘッドフォン”
2023年2月11日 16:44
フジヤエービック主催の「冬のヘッドフォン祭mini 2023」が2月11日に中野サンプラザで開催。各社がポータブルオーディオの新製品や試作機を展示した。登録入場制。ここではfinalやラックスマンのブースをレポートする。
final
フラッグシップヘッドフォンの限定モデル「D8000 Pro Limited Edition」を披露。4月7日発売で、国内限定80台。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は598,000円。
D8000を大きめの音量で聴取したいという録音のプロからの要望を受けて開発された「D8000 Pro Edition」と同様の音質設計を採用。限定モデルでは、マットブラック&ゴールドの限定カラーと、和紙を使用した特殊生地のイヤーパッドを装備しているのが特徴。
ハウジング部は通常モデルのBLACKのシボ塗装仕上とは異なるマットブラック塗装。ハウジング内部のパンチングメタルパーツにはゴールドメッキ加工を施している。また、イヤーパッドは、表面素材としてドライな肌触りと耐久性を兼ね備えた和紙を使用した特殊な生地を使っている。
さらに、DITAのイヤフォンケーブル「Celeste(セレステ)」も紹介。純銀で、ハイエンドオーディオの分野で純銀ケーブルの名手として知られるオーディオ・ノート(KONDO)の純銀導体を採用しているのが特徴。「ハイスピードで透明感と広がりのあるサウンドでありながら、バターのように滑らかな音の深みを併せ持つ」としており、2月11日に世界限定250本で発売。価格は398,000円という超弩級ケーブルだ。
FOCAL初の“本格的”Bluetoothヘッドフォン
ラックスマンブースの注目は、FOCAL初の“本格的”Bluetoothヘッドフォン「BATHYS(バティス)」。4月末発売で、価格は137,500円。発売前に、その音質を体験できる。
密閉型ヘッドフォンで、Bluetooth 5.1準拠。コーデックはSBC、AAC、aptX、aptX Adaptiveをサポート。マルチポイントにも対応する。3.5mmステレオミニ端子を用いた有線接続にも対応するほか、USB-C端子も搭載し、192kHzまでの再生が可能なUSB DAC接続もサポートする。
ユニットには、オリジナルの40mm M字型アルミニウム/マグネシウム・ドームを採用。きめ細やかでナチュラル、かつインパクトのあるピュアなサウンドを実現したという。周波数特性は15Hz～22.1kHz。全高調波歪率は0.2%@1kHz。
アクティブノイズキャンセル機能を搭載。ソフトとサイレントの2モードに加え、外部のサウンドを取り込むトランスペアレントモードも用意する。
FitEar
FitEarのブースでは、カスタムIEMとヘッドフォンの試作品2機種の試聴が可能。発売時期としてはカスタムIEMの方が先行する予定だという。
どちらも以前からイベントに出展されているが、より進化しており、ヘッドフォンではハウジングの形状なども新しいものになり、より製品版のイメージに近くなっている。
ミックスウェーブ
Hiby MusicのDAP「R6 III」を参考出品。今春発売予定で、店頭予想価格は75,900円前後。
Campfire AudioのTWS「Orbit」は、3月初めに発売予定。予想価格は35,900円前後。ユニット構成はダイナミック型×1基。サイズは10mmで、LCPダイヤフラムを採用する。
Unique Melodyの完全ワイヤレス「U-Free」は今春発売予定。店頭予想価格は42,800円前後。ドライバーはハイブリッドで、ダイナミック型と骨伝導を採用する。対応コーデックはSBC、AAC、aptX。
Unique Melodyからは、有線イヤフォンも登場。名称未定で、7ドライバー構成。今春発売予定で、店頭予想価格はユニバーサルモデルで124,900円前後、カスタムIEMで149,800円前後の見込み。
7ドライバーの内訳は、低域用のダイナミック×1、ミッドBA×4、高域用EST×2となっている。
THIEAUDIO
ナイコムブースでは、THIEAUDIO (セーオーディオ)の最新イヤフォン「Prestige」を出展。
ドライバー構成は、ツイーターとしてEST×4、中高域用にBA×2、中低域用にBA×2、サブベースにダイナミック型×1を搭載。サブベースは250Hzまでに特化させている。音質は、フラットかつナチュラルで、モニター用イヤフォンとしても訴求している。
ケーブルは6N OCC銀メッキ。スマートスイッチ採用で、プラグの交換が可能。4.4mm、2.5mm、3.5mmに対応する。