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「ウルトラセブン」4K UHD BD BOX化。2種類の異なるリマスター版収録

「ULTRAMAN ARCHIVES ウルトラセブン 4K UHD&MovieNEX」
(C)円谷プロ

円谷プロダクションは、ウルトラセブン55周年を記念し、「ULTRAMAN ARCHIVES ウルトラセブン 4K UHD&MovieNEX」を7月7日に発売する。品番はPCWE-52002。価格は88,000円。発売元は円谷プロダクション、販売元はポニーキャニオン。

「ウルトラセブン」は、1967年に「ウルトラQ」「ウルトラマン」に続く円谷プロダクションの「空想特撮シリーズ」第3弾として誕生。斬新で奥行きのあるストーリー、優れた特撮技術や精密なミニチュア、個性的で魅力的な怪獣造形など数々の話題を作り、55年を経た今も、孤高のウルトラヒーローとして、世代を超えて親しまれている。

今回のリマスターには、厳重に保管されてきた「ウルトラセブン」の16mmオリジナルネガ原版を使用。これによりフィルムに刻み込まれた情報を余すところなく活かした、精細かつ色彩豊かな映像が完成したという。

(C)円谷プロ

怪獣の生物的な質感や、個性的なメカニックの金属感などが、よりリアリティを増し、制作スタッフたちが苦心して作り上げた光、画の奥行きが、進化した映像規格によって初めて表現。

(C)円谷プロ

4K HDRで、制作者の意図をより正確に表現した本リマスターは、「放送開始から55年の時を経て『ウルトラセブン』にふさわしいクオリティを体感していただけます」としている。

UHD BD5枚とBD6枚の計11枚組。収録話数は第1話から第49話で、第12話は欠番。収録音声はリニアPCM(ステレオ・モノラル)、一部ドルビーデジタル(5.1ch)。

同梱されるBDには過去のブルーレイより階調表現に優れた「MGVC」形式で新規収録されたHDリマスター2.0版の映像を収録。2つのリマスターで違う映像表現の方向性を一挙に楽しめる決定版仕様としている。なお、MGVC映像の再生には、パナソニックの対応再生機が必要。非対応のプレーヤーでは通常の画質で再生される。

HDリマスター2.0版(左)、4K HDRリマスター(右)
(C)円谷プロ
HDリマスター2.0版(左)、4K HDRリマスター(右)
(C)円谷プロ
HDリマスター2.0版(左)、4K HDRリマスター(右)
(C)円谷プロ

新規映像特典として、TSUBURAYA MovieNEXで視聴できるドキュメンタリー「ウルトラセブン伝説」を配信。ウルトラセブンがどのような意味を持った作品であったのかについて、半世紀以上前に稀有な情熱で未来を創造したスタッフや出演者たちが、さまざまな視点からそれぞれの言葉で当時の奮闘を語り尽くすという。

出演者は森次浩司(現・森次晃嗣)、石井伊吉(現・毒蝮三太夫)、古谷敏ほか。

(C)円谷プロ
(C)円谷プロ
(C)円谷プロ

また、「4Kリマスターメイキング」も特典映像として用意。4Kリマスター現場の素顔に迫る。

(C)円谷プロ
(C)円谷プロ

収録特典は台本再生機能。音声特典として、5.1ch サラウンド音声(第4話、第7話、第10話、第15話、第21話、第25話、第26話、第32話、第36話、第41話、第42話、第48話)を収録している。

三方背ボックス、デジスタック、ピクチャーレーベル仕様で、32P解説書やTSUBURAYA MovieNEXコードが封入される。