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DJI、フルサイズ8Kカメラ搭載シネマ用ドローン「Inspire 3」

Inspire 3

DJIは、シネマグレードの空撮向けオールインワン型ドローン「Inspire 3」を発表した。フルサイズセンサー搭載で、8Kカメラを搭載する。6月末までの販売開始予定で、価格は「Inspire 3 コンボ」が176万9,900円。機体に加え、Zenmuse X9-8K Air ジンバルカメラ、RC Plus 送信機、TB51インテリジェントバッテリー×6個、充電ハブ、PROSSD 1TB、トロリーケースなどが同梱される。

Inspire 3
Inspire 3 コンボ

洗練された一体型デザインと、161度の超広角FOVナイトビジョンFPVカメラ、O3 Pro伝送での制御システムを備えているのが特徴。「同クラスのドローンの中でトップレベルの飛行性能を有し、大規模撮影にシームレスに適用できるプロ向けエコシステムに完全対応している」という。

DJI製ドローンの中で、唯一RTKを使ったWaypoint Pro機能と全方向障害物機能の両方に対応。「より安全に、より高い精度で飛行ミッションを実行できる」という。

軽量かつ一体型ボディで、携帯性に優れたフォームファクターと精密かつ堅牢な変形型フレームを採用。「プロドローンらしい外観と雰囲気を兼ね備えている」という。

FPVカメラ、複数のビジョンセンサーや測位用アンテナ、データ格納ストレージスロットは機体フレームとシームレスに融合。新たな機体設計により、360度のパンに加え、新たにチルトブーストにも対応。ランディングギアが下がっている時、ジンバルは上向き80度までカメラを向けて撮影でき、機体フレームが写り込まない。

新しいデュアルTB51インテリジェントバッテリーはホットスワップに対応し、最大28分の飛行が可能。パワフルな推進システムにより、最大飛行速度94km/h、最大上昇速度8m/s、最大下降速度8m/s、最大下降速度10m/sを達成。

DJI史上最軽量のフルサイズセンサー搭載ジンバルカメラ「Zenmuse X9-8K Air」を搭載。映像処理システム「CineCore 3.0」も備え、最大8K/25fps CinemaDNG動画や、8K/75fps Apple ProRes RAW動画を内部収録することが可能。

S&Qモードでは、最大4K/120fpsのクロップなしフルサイズ撮影動画をProRes RAWで内部収録できる。

デュアルネイティブISOにも対応。30fps以下のフルサイズ撮影の場合、EI 800/4000に対応し、映画制作でよく使われる24fpsを利用可能。30fpsを超える場合は、EI 320/1600に対応。低照度環境下でも、細部まで非常に鮮明な映像を撮影できるとする。

14+ストップのダイナミックレンジを誇り、日の出や日没のような複雑な照度環境下でも、明暗部のディテールまで鮮明に捉えられる。DJI DLマウントに対応するレンズ群が使用可能。