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「ゲーム音楽の新しいカタチ」。ソニーのSACRA MUSIC新プロジェクト

ソニー・ミュージックレーベルズは、アニメソングに注力し、海外でのライブも多数実施してきたレーベルの「SACRA MUSIC」と、インディーゲームパブリッシャーであるPhoenixxとの共同プロジェクトとして、ゲーム音楽の新しいカタチを目指すという「SACRA GAME MUSIC」をスタートする。まずは9月23日より、毎月23日約10作品のゲーム音楽のサブスクリプション・ダウンロード配信を開始し、人気ゲーム作品の楽曲の充実とカタログの強化を目指す。

同プロジェクトではティザー映像配信やゲーム音楽のイベントなども予定しており、「ゲーム音楽を世に広げるためのプロモーションにも注力していく」とのこと。

SACRA GAME MUSICでは、ゲーム音楽は歌詞のないインスト音源が大半であり、言葉の壁を超えて海外でも多く聴かれる可能性があること、国内外に人気ゲーム音楽クリエイターが多数存在することを挙げ、「まずは既存のゲーム音源の配信からスタートするが、後にゲーム音楽クリエイターのマネジメントや新規ゲーム音源の制作なども行なっていく」としている。

またSACRA MUSICとして、これまで国内外のアニメフェスで多くのライブを実施してきた経験も活かし、国内外で多数開催されているゲームイベントでも、ゲーム音楽のライブやイベントを行なっていくという。

ソニー・ミュージックレーベルズ第2レーベルグループ SACRA MUSIC制作部の栁真努加部長は「SACRA MUSICはこれから“アニメソング(Ani-POP)”と“ゲーム音楽(Game-Pop)”に注力して参ります。まずは既存のゲーム音源の配信とカタログの充実からスタートしますが、今後新規ゲーム音源やタイアップ曲の制作、ゲーム音楽イベントの開催などを計画し、国内外にゲーム音楽を広めて参ります」とコメントしている。

SACRA MUSICは、2017年4月にソニー・ミュージックレーベル内に発足した音楽レーベルで、FLOW、ClariS、LiSA、Aimer、SawanoHiroyuki[nZk]など、国内のみならず広く海外にも活動の場を広げているアーティストを中心に所属。国内外でのライブや各種イベントにおいて大きな動員力を誇るほか、昨年からはドイツ、サウジアラビア、ブラジルなどのアニメイベントで所属アーティストが出演する「SACRA MUSIC FES.」も開催している。

共同でプロジェクトに取り組むPhoenixxは、2019年設立。「Creators-Centric」という理念のもと、インディーゲームクリエイターの発掘、育成から、クリエイターがグローバルに活躍するための制作面、PR面など幅広いサポートを通じて、インディーゲームパブリッシング事業を展開している。2023年からは新たなインディーゲームのイベントの開催に取り組むほか、マネジメントアーティストのサポートにも取り組んでいる。