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小型の“月着陸実証機SLIM”、28日朝に打ち上げ。YouTube配信

三菱重工業は、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)の「X線分光撮像衛星(XRISM)」及び「小型月着陸実証機(SLIM)」を搭載したH-IIAロケット47号機(H-IIA・F47)を、種子島宇宙センターから8月28日午前9時26分22秒に打ち上げる。JAXAのYouTubeチャンネルでは、8時55分からライブ中継番組を配信する。

【追記】天候不順のため、28日の打ち上げは延期になりました。(8月28日9時30分)

X線分光撮像衛星XRISM/小型月着陸実証機SLIM 打上げライブ中継

開発中のXRISMは、銀河を吹き渡る風である「高温プラズマ」のX線精密分光撮像を通じて、物質やエネルギーの流転を調べ、天体の進化を解明するもの。

SLIMは、将来の月惑星探査に必要なピンポイント着陸技術を研究し、それを小型探査機で月面にて実証する。SLIMを実現することで、従来の「降りやすいところに降りる」着陸ではなく、「降りたいところに降りる」着陸へと質的な転換を果たせることが可能になり、さらに月よりもリソース制約の厳しい惑星への着陸も現実するという。

SLIMでは、ピンポイント着陸技術と、小型で軽量な探査機システムの実現を目標とし、将来の月惑星探査に貢献することを目指している。