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水月雨、6900円のノイキャン付き完全ワイヤレス

SPACE TRAVEL

地球世界は、水月雨ブランドの完全ワイヤレスイヤフォン「SPACE TRAVEL」と、TANCHJIMブランドのイヤフォン3機種を発売した。価格は各オープンプライスで、店頭予想価格は水月雨「SPACE TRAVEL」が6,300円前後、TANCHJIM「ONE」が5,000円前後、「ONE iS」が5,400円前後、「ONE DSP」が5,700円前後。

水月雨

アクティブノイズキャンセル(ANC)を備えた完全ワイヤレスイヤフォン。Bluetooth 5.3準拠で、プロファイルはA2DP、AVRCP、HFP、HSPをサポート。コーデックはAAC、SBCに対応する。

チタンメッキドームと柔軟なエッジ複合振動板を採用した13mm径のダイナミックドライバーを搭載し、CCAWコイルとN52ネオジムマグネットを搭載した駆動システムにより、高速に応答し安定したダイナミクスを実現したとする。

ANCは、通常フィードフォワードとフィードバックのスキームを採用するが、フィードバックマイクのノイズ収集はフロントキャビティで行なわれ、低音に損失が発生するため、通常は追加の補正フィルタをかけるという。

Space Traveでは、このフィードバック方式を採用せず、チューニングがより難しいというシングルフィードフォワード方式を採用。新しいソフトウェアと強力なSOCを組み合わせ、プロの音響エンジニアがチューニングを繰り返し行なうことで、35dBの遮音性と最大3kHzの広帯域ANCを達成したとしている。

人の声の周波数が集中する200Hz~1kHzに最適化した帯域特化型の音声通過モードを搭載。音声通過モードをオンにすると周囲の高低音ノイズに邪魔されることなく、クリアな会話ができる。

イヤフォン本体にタッチセンサーを備え、音楽の再生/一時停止、電話の応答/切断、ノイズキャンセリング/ノーマル/音声通過モードの切り替え、音楽/ゲームモードの切り替えなどが行なえる。MOONDROP Linkアプリを使用することで、このタッチ操作のカスタマイズも可能となっている。

2種類の接続モードを用意し、より高いビットレート信号の通常伝送の「ミュージックモード」と、信号伝送遅延が55msと短い「ゲームモード」が選択できる。タッチセンサーを4回連続タッチすることで切り替えられる。

アプリでは低音チューニングが切り替えられるBASSコントロールを用意。モニター(Monitor)、標準(Reference)、雰囲気(Basshead)の3段階で選択できる。

連続再生時間は4時間で、ケース併用では16時間再生できる。そのほか音声ガイダンスとして、水月雨の公式バーチャルライバー「水月ゆき」の専用音声第二弾を搭載している。

TANCHJIM

ONE

アルミ合金リアチャンバーと透明な筐体に、三重複合リアチャンバー構造を採用した有線イヤフォン。ONE iSはマイク搭載、ONE DSPはDAC搭載でUSB-C端子のモデルとなっており、そのほかの仕様はONEと共通。

チタンドームとPU&PEEKのハイブリッド素材を採用することで、イヤフォンのダイナミックレンジが広がり、歪みは減少され、定位と結像がよりはっきりとしたとしている。

音響チャンバー内壁の超高域における減衰をより小さくする設計で、音の伝達効率と音響性能を向上した。

フロントキャビティに先制干渉フィルター(プレ・インターフェレンス・フィクサー)を装備。振動エネルギーを吸収、分散、抑制することができ、ドライバー外殻の共振振幅を低減し、歪みと周波数特性を最適化した。

角度のあるノズルと人間工学に基づいた設計を組み合わせることで、外耳道の形に正確にマッチするという。耳掛けの装着も可能で、より正確に耳の輪郭にフィットするという。

イヤフォン側端子は2ピンでリケーブルが可能。付属ケーブルのシースは不活性素材で絡みにくく、電流の伝送効率も高めているとする。ONE iSのケーブルにはマイク付きのリモコンも搭載している。

ONE DSPのUSB-Cプラグには2つの24bit DACを搭載し、44.1kHz、48kHz、96kHzの出力に対応。高性能小型アンプと低ノイズマイク回路も備えている。

再生周波数帯域は7~45kHz。感度は126dB/Vrms。インピーダンスは16Ω±10%@1kHz。THDは0.062%未満@1kHz。