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ファーウェイ、より軽く、音漏れしにくいスピーカー内蔵メガネ「HUAWEI Eyewear 2」

「HUAWEI Eyewear 2」

ファーウェイ・ジャパンは、軽量で快適な装着感を実現し、音漏れも少なくなったというスピーカー内蔵メガネ「HUAWEI Eyewear 2」を、11月24日に発売する。カラーバリエーションは、ブラックとチタニウムシルバーの2色を用意。価格はオープンプライスで、店頭予想価格はブラックが37,800円前後、チタニウムシルバーが47,800円前後。

また、昨年8月発売の「HUAWEI Eyewear」と同様、メガネチェーンのOWNDAYSとのコラボレーションも継続。「OWNDAYS×HUAWEI Eyewear 2」として、4タイプ各2色の計8モデルを発売する。いずれも価格は37,800円で、オンラインストアでは予約を受け付けており、11月3日より順次発送する。

「HUAWEI Eyewear 2」チタニウムシルバー

薄型軽量で長時間の着用でも負担が少ないことから、ビジネスシーンや自宅でのエンターテインメント視聴に最適で、耳をふさがないデザインのため家事や育児中にも便利だというスピーカー内蔵のメガネ。IP54の防塵防滴仕様のため、アウトドアでも使用できる。

メガネのツル部分に同一指向型デュアル振動板スピーカーを搭載。デュアルコイル・フォーマグネット設計で、前モデルから音量を約30%強化。スピーカーの振動幅も約0.7mmまで増加している。大振幅になったことで、低音域の迫力が増したほか、高周波帯域幅も拡大したことで、きめ細やかな音質表現ができるという。

このスピーカーは上下対称的な出音設計となっているため、耳元にピンポイントで音を出力しつつ、遠くの音声を打ち消すことで、音漏れを少なくするという。この逆音波アルゴリズムも従来モデルから強化された2.0となった。

「HUAWEI Eyewear 2」ブラック

また、自動的に周囲の環境音を識別し、エレベーター、会議室などの静かな環境では、音量を小さくするスマート音量調整機能も備える。Bluetooth 5.3準拠で、コーデックはSBCとAACをサポートする。最大2台までのマルチポイント接続にも対応する。

前モデルから消費電力を抑えつつ、バッテリー容量を約30%増加させることで、駆動時間も強化された。フル充電時の音楽連続再生時間は前モデルが約6時間だったのに対し、新モデルは最大11時間。音声通話も最大約4.5時間から約9時間まで強化された。充電時間は約50分で、約10分の充電で最大3時間音楽再生できる急速充電にも対応している。

専用の充電ケーブル。別途用意したUSB Type-Cケーブルと組み合わせて使用する
充電ケーブルを「HUAWEI Eyewear 2」に装着したところ。装着はマグネット式

充電は、ツル先端にマグネット式専用ケーブルを装着して行なう。従来は充電ケーブルに電源ランプが搭載されていたが、新モデルではテンプル側面に移動したため、ひと目で充電状況を確認できる。

「HUAWEI Eyewear 2」ブラックを装着したところ

デザイン面では、従来モデルは弾性リム+取り外し可能フレームだったのに対し、新モデルではネジを使ってフレームに直接テンプルを固定する方式を採用。リムやテンプル、丁番などを全体的にアップグレードすることで、より快適な着用を実現したという。

画像上は前モデルの「HUAWEI Eyewear」。新モデル(画像下)のほうがよりスリムなデザインとなっている

テンプル部の厚みは従来より約20%薄い9.7mm、テンプルのモダン部分は約28%スリムな8.3mmとなったほか、調整可能なシリコン製ノーズパッドを採用し、フィット感も確保した。

チタニウムシルバーのリム部には一般的なチタンよりも剛性が高いというβチタンを使うことで、シリーズズ最軽量の約4.7gを実現している。テンプルなどを含めた本体全体の重量はブラックが約37.8g、チタニウムシルバーが約39.2g。

テンプルのダブルタップやスワイプ、長押しで着信応答や音楽の再生/停止、音量調整、着信拒否などが可能。加速度センサーやジャイロセンサーも搭載し、装着検知にも対応する。

「HUAWEI Eyewear 2」チタニウムシルバーを装着したところ

上述のとおり、メガネチェーンのOWNDAYSとのコラボ継続を記念し、購入者には「HUAWEI Eyewear」専用レンズ交換割引10% OFFチケットがプレゼントされる。これを全国のOWNDAYS店舗に持ち込むと優待価格でレンズ交換ができる。

OWNDAYSがデザインしたコラボモデルも

OWNDAYSとのコラボレーションモデル「OWNDAYS × HUAWEI Eyewear 2」

OWNDAYSとのコラボレーションモデル「OWNDAYS × HUAWEI Eyewear 2」は、全世界で年間350万本のメガネを販売するOWNDAYSが、好まれるフレーム傾向を分析し、メガネの掛け心地や印象に大きく影響するレンズ幅、ブリッジ幅、天地幅などを最適なサイズに設計したというモデル。誰でも着用しやすく、顔に馴染みやすい新デザインを採用した。

前モデルのフロントデザインは2種類だったが、「男性に偏ったデザインだったので、女性でも使いやすいもの」として2種類を追加し、スクエア型(型番:HW2003-3A)、ブロウスクエア型(HW2004-3A)、ウェリントン型(HW2005-3A)、ボストンウェリントン型(HW2006-3A)の計4種類を用意。

またフロントカラーは全種類にブラックを用意するほか、スクエア/ブロウスクエア型にはクリアグレー、ウェリントン/ボストンウェリントン型にはクリアブラウンを用意する。

専用SNAP LENSと組み合わせると、メガネとサングラスの2ウェイ使用が可能

このOWNDAYSコラボモデルでのみ使用できるアタッチメントとして、マグネット式の専用SNAP LENSも用意。これを使うことで、メガネとサングラスの2ウェイ使用ができる。

OWNDAYSの田中修治代表取締役社長

10月17日に行なわれた製品発表会に登壇したOWNDAYSの田中修治代表取締役社長は「メガネ型デバイスは、ちゃんと視力を測って、その人にあったレンズを入れることで完成する。これまでのメガネ型デバイスでは、私たちのようなメガネ専門店と協力するケースがほとんどなかったことが、普及の妨げになっていると考えている」とコメント。

その上で、今回のコラボモデルは「30~50代の男女、多くの人にサイジングしなくてもマッチするメガネになったと思います」と語った。