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年間音楽配信売上が1,165億円に。統計開始以来最高

日本レコード協会は27日、加盟全社の集計による2023年の年間売上実績を公表。音楽配信売上は対前年比111%の1,165億円を記録し、2005年の統計開始以来最高額を2年連続で更新した。10年連続のプラス成長、6年連続の2桁増となった。

成長を牽引しているのがストリーミングで、サブスクリプションと広告収入を合わせた売上が前年比114%の1,065億円へ伸長。対するダウンロードは同89%の102億2,400万円となり、音楽配信売上全体の9割がストリーミングを占めた。9割超えは年間売上において初めてだという。

音楽配信売上と、CD/レコード/音楽DVDなどの音楽ソフト生産実績の合算値は、3,372億円となり、前年比110%を達成。3年連続のプラス成長となった。

【音楽配信売上金額(前年比)内訳】
ダウンロード
・シングルトラック 62億4,800万円(89%)
・アルバム 39億800万円(90%)
・音楽ビデオ 6,700万円(87%)
・ダウンロード計 102億2,400万円(89%)

ストリーミング
・サブスクリプション/音楽 850億4,200万円(112%)
・サブスクリプション/音楽ビデオ 53億6,500万円(116%)
・広告収入/音楽 90億2,300万円(151%)
・広告収入/音楽ビデオ 61億8,700万円(94%)
・ストリーミング計 1,056億1,700万円(114%)

その他 6億5,800万円(86%)