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FX-AUDIO-のDC電源ノイズクリーナに高性能モデル。2680円

「Petit Tank Solid State」

ノースフラットジャパンは、FX-AUDIO-ブランドより、DCケーブル延長型のDC電源ノイズクリーナー・バルクキャパシタ「Petit Tank」の高性能モデルとなる「Petit Tank Solid State」を、3月5日に発売する。価格は2,680円。

汎用DC電源やACアダプターなどとデバイスの間に接続することで、電源由来のノイズを軽減するとともにバルクキャパシタとして機能し、接続したデバイスの持つポテンシャルを解放するという。

バルクキャパシタとして、刻一刻と変化するデバイスの要求電力に対してリニアに応答することで、デバイスの持つ本来の性能・能力を最大限に発揮させることができる。また、DC電源で動作するオーディオ機器の中でも、アンプのように瞬間的に大きな電力を必要とするデバイスに対して、電力供給レスポンス改善による音質向上効果(歪みの改善・S/N比の向上等)が期待できるとのこと。

発売済みの「Petit Tank」をベースに、採用部品を通常の電解コンデンサから高分子アルミ固体コンデンサに変更。電気伝導率は通常の電解コンデンサの10,000倍で、極めて低いESR特性により、負荷変動に対して優れた応答性能を発揮するため、リプル(直流の脈流成分)吸収用途として優れた性能を発揮するとのこと。

温度特性にも優れているため、低温時でも性能を発揮するほか、電解液のドライアップによる寿命がなく、長寿命で信頼性も高めた。

25V/680μFの高分子アルミ個体電解コンデンサを4本搭載。「十分な効果が感じられ安全にも配慮した最適な容量に設計した」とする。コンデンサ数を4本に抑え容量を増加させ安定性を確保できたことで、「Petit Tank Limited Edition」では採用できなかったサージ対策コンデンサも搭載した。

基板の両面をフルベタパターン(表面は全面+、裏面は全面GND)で回路損失を減らしつつ、各コンデンサの負荷を均一に近づけた理想的バルクキャパシタを構成している。

また、5mmピッチ空きパターンが4組あり、さらにコンデンサ容量を追加できるほか、目的にあわせてタンタルコンデンサやブリーダー抵抗、電圧モニタ用端子などを追加することもできる。なお、改造は保証対象外となる。

発売済みのDCノイズクリーナー・ノイズフィルター「Petit Susie」と組み合わせれば「さらにクリーンかつ、リニアな電源供給」が可能。本体に備えたターミナル同士をケーブルで直接接続することで、この組み合わせでの接続強化もできる。

電源入力はDC 25V以下、電源容量1A以上の電源に対応する。交流電源は非対応。対応最大負荷は125W/5A。DCジャック(IN)は外径5.5mm、内径2.1mm(センタープラス仕様)、DCプラグ(OUT)は外径5.5mm、内径2.1mm/2.5mm両対応(センタープラス仕様)。

外形寸法は25.5×98×16mm(幅×奥行き×高さ)で、ケーブル長は約28cm(コネクター部含む)、重さは約40g。