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iFi、JVCのK2HD技術搭載した小型USB DAC「GO bar 剣聖」。約8.6万円

GO bar 剣聖

トップウイングサイバーサウンドグループは、iFi audioのスティック型USB DAC「GO bar 剣聖」を3月27日より発売する。価格は85,800円。

JVCの「K2HD」技術を搭載し、「剣聖のために細心の注意を払って鍛造された伝説の剣のような出で立ち」のデザインに仕上げたという、スティック型USB DAC。「刀匠の献身を具現化して、日常生活のノイズを切り裂き、あなたの音楽の真の本質を露わにする体験を生み出すために、純粋さ、バランス、洗練性に焦点を絞り設計された」としている。

K2HDは、デジタル化を行なう過程で失われたデータを復元し、オーディオをアナログ・マスター・レコーディング品質に近い状態にする技術。

ファイルを192kHz/24bitまでアップスケールし、波形を修正するために、手動で選定したK2パラメーターを適用。周波数軸ではなく、タイム・ドメイン(時間軸)を処理。さらに、高域拡張と微細な信号拡張により、22kHzを超える自然高調波と倍音を回復し、オリジナル・マスターに近いオーディオ品質を生み出すという。

デジタルオーディオ回路は、高度なマルチビット・モジュレーションを備えた32bit Cirrus Logic DACチップセットを中心に構成。最大384kHz/32bitのPCMと、DSD 256までの再生に対応する。MQAフルデコードも可能。iFiのGMT(Global Master Timing)高精度クロックシステムにより、超低ジッターを実現しデジタルオーディオ信号のエラーや歪みを低減した。

アナログ回路は、左右対称のデュアルモノチャンネル出力段を持つバランス設計を採用。左右のチャンネルを完全に分離することにより、信号経路のノイズとクロストークを低減している。

TDK C0Gコンデンサ、パナソニック製OS-CONアルミポリマーコンデンサー、高密度タンタルコンデンサー、太陽誘電製とムラタ製のインダクターなど、高品質なディスクリート部品を採用。電源のフィルタリングにも注力し、USB入力から混入する信号ノイズを大幅に低減した。

アンプ部は、音の純度と出力パワーを両立させた設計で、出力は477mW(32Ω)、7.5V(600Ω)。16Ωのヘッドフォンに十分な電流を供給でき、600Ωのヘッドフォンに十分な電圧を供給可能で、単体ヘッドフォンアンプに匹敵する圧倒的な駆動力を実現した。

ヘッドフォン/イヤフォンにあわせ、出力パワーを調整できる2つのパワーチューニング技術を搭載。高感度IEMに合わせて出力を減衰させ、潜在的なバックグラウンドノイズを除去しボリューム調整範囲を広げるiEMatchと、ゲインを6dBブーストできるターボモードが利用できる。

デジタルとアナログの両領域でサウンドチューニングも可能。デジタルでは、スタンダード、ビットパーフェクト[NOS=ノンオーバーサンプリング]、ミニマムフェーズ、iFi特製GTO[ギブス・トランジェント・オプティマイズド]の4つのフィルターを適用できる。アナログでは、DSPを用いないXBass+とXSpaceを選択できる。

EMIシールドを強化するために、堅牢性を重視した高剛性のステンレス筐体を採用。ヘアライン仕上げで、質感の高い外観に仕上げた。入力側はUSB-C、出力側は3.5mmアンバランスと4.4mmバランスを備えている。

重量は65.5g。Lightning to USB-Cケーブル、USB-C OTGケーブル、USB-C to A変換アダプタなどが付属。パッケージは竹の稈の模様を生かし、装飾を施した化粧箱を用意している。スペックは以下の通り。

  • 出力
    バランス:477mW@32Ω; 7.2V@600Ω
    シングルエンド:300mW@32Ω; 3.8V@600Ω
  • SN比
    バランス:132dBA
    シングルエンド:121dBA
  • ダイナミックレンジ
    バランス:108dB(A)
    シングルエンド:109dB(A)
  • THD+N
    バランス:0.0025%未満(6.5mW/2.0V @ 600Ω)
    シングルエンド:0.009%未満(100mW/1.27V @ 16Ω)
  • 周波数特性:20Hz〜70kHz(-3dB)
  • 消費電力:最大4W