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iFi audio、ZENシリーズ第3世代「ZEN DAC 3」初回5000台は39600円。ZEN Phono 3も

iFi audio ZEN DAC 3

iFi audioブランドのZENシリーズ第3世代として、DAC兼ヘッドフォンアンプ「ZEN DAC 3」と、フォノイコライザー「ZEN Phono 3」を発売する。第3世代は他にも「ZEN Blue」、「ZEN CAN」の発売が予定されている。ZEN DAC 3の価格は初回5,000台限定価格で39,600円、初回分終了後の通常価格は44,000円。ZEN Phono 3は46,200円。どちらも近日予定。

iFi audio ZEN DAC 3

iFi audio ZEN DAC 3

USB-DAC兼ヘッドフォンアンプで、対応フォーマットは従来のDSD256/PCM 384kHzからDSD512/PCM 768kHzに拡張。MQAのフルデコードにも対応する。DSD512とMQAのフルデコードを管理する16コアXMOSローレイテンシーマイクロプロセッサーを搭載。また、DSD512 のネイティブ再生だけではなく、スマートフォン・Mac など DoPでしかDSD伝送ができない機種であってもDSD256音源が再生できるようになっている。

USB入力にはUSB-Cを搭載。ヘッドフォン出力には、最大出力パワー390mWの、4.4mmバランスと6.3mmシングルエンドを搭載しており、開放型ヘッドフォンの低域不足をアナログ回路で補正する機能XBass+を搭載している。さらに、ヘッドフォン・イヤフォンにあわせて適切なゲインを選択可能なPowerMatch機能を前世代に引き続き搭載しているため、「多種多様なヘッドフォン・イヤフォンの性能を十二分に引き出す」という。

ライン出力には、固定・可変出力が切り替え可能な4.4mmバランス出力とRCA出力を搭載。そのため、同入力搭載の機器には4.4mmケーブル1本でバランス・ステレオ伝送が可能。また、既報の4.4 to XLR cable SEなどを用いれば、従来のXLR入力を搭載した機器にも接続が可能なため、プリメインアンプ・パワーアンプ・アクティブスピーカーなど接続先を選ばないとのこと。

DACはトゥルーネイティブ・バーブラウン製、16コアXMOSローレイテンシーマイクロプロセッサー、フルバランス回路で構成されている。アナログ回路は第3世代で改良され、より正確で純度の高い信号を届けるという。そして、エントリーモデルでは稀な、ジッター低減機能を搭載。iFi独自のGMTは、20dB以上ジッターを低減させ、高品質なデジタル再生にとって欠かすことのできないクロック性能をより高いものにするという。

USBバスパワーで動作するが、より高品位なオーディオ再生を実現するために、DC入力を備えており、外部電源を用いることにより、音質向上ができるという。ACアダプターは別売の「iPowerII」や「TOP WING TW-TAC1」が利用可能。

周波数特性は、5Hz-90kHz(+/-3dB)、出力は4.4mm バランスが2Vで、最大6.2V(可変)、4.2V(固定)。シングルエンドが1Vで、最大3.3V(可変)、2.1V(固定)。出力インピーダンスはバランスが200Ωでシングルエンドが100Ω。消費電力は無信号が0.5Wで最大2.5W。重量は456g。

iFi audio ZEN Phono 3

iFi audio ZEN Phono 3

MM/MCカートリッジ対応。ゲイン・負荷抵抗切り替えが進化しており、前世代機はゲイン・負荷抵抗がセットで4段階の切り替えだったが、ZEN Phono 3ではMC使用時に独立して切り替えられるようになった。MC使用時のゲインは3段階(48dB/60dB/72dB)、負荷抵抗は3段階(100Ω/400Ω/1kΩ)の切り替えとなる。加えて、MM使用時には、負荷容量の設定も追加。MMカートリッジの性能を最大限に引き出すにあたって重要な負荷容量を2段階(100pF/200pF)から選べるという。

さらに、レコード再生における盤の反りのみにより発生する超低域を除去するAIサブソニックフィルターを搭載。またノイズフロアは、トップモデルに匹敵する-151dBVを確保。内部電源回路に用いる 1.2MHzスイッチング技術により、圧倒的なローノイズを実現し一部のトップクラスフォノイコより20dBVをも上回るスーパー・サイレント・ノイズフロアを保証するとのこと。また、正確なRIAAイコライザーとバランス出力は1000 USDクラスの製品の性能に匹敵するという。

4.4mmバランス出力を備えており、同入力搭載の機器と4.4mmケーブル1本でバランス・ステレオ伝送が可能。また、既報の4.4 to XLR cable SEなどを用いれば、従来のXLR入力を搭載した機器にも接続が可能となる。また、より高品位なオーディオ再生を実現するため、ACアダプターによる電源供給ができ、一般的なACアダプターが付属するという。

周波数特性は20Hz~20kHz。フォノ入力はRCA、ライン出力が4.4mmバランスとRCA。最大定格出力は、バランスが19.98V RMS 100kΩ、12.75V RMS 600Ω(THD+N<1%)で、RCAが、10.07V RMS 100kΩ、7.94V RMS 600Ω(THD+N<1%)。

出力インピーダンスはバランスが200ΩでRCAが100Ω。消費電力は無信号時~1.5W、最大信号時~1.8W。重量は456g。