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iFi、Bluetooth対応の小型DAC「ZEN One Signature」

ZEN One Signature

トップウイングサイバーサウンドグループは、iFi audioブランドのDAC「ZEN One Signature」を2月24日より発売する。価格は49,500円。

2017年に発売したnano iONEのアイデアを踏襲し、ZEN Signatureシリーズ製品として再設計とアップグレードを果たしたDACとしている。384kHz/32bitまでのPCMとDSD 256に対応。MQAもサポートし、最大384kHzまでのMQAファイルをフルデコードできる。

バーブラウン製DACチップの4チャンネルTrue Native設計により、PCMとDSDは別々の経路を通り、DSDもPCMと同様にアナログ変換までネイティブな状態でビットパーフェクトを維持できるとしている。

Bluetooth 5.1準拠でコーデックはaptX、aptX HD、aptX Adaptive、aptX LL、LDAC、LHDC/HWA、AAC、SBCをサポート。最大8台までペアリングでき、デバイスの切り替えも簡単に行なえるとしている。

入力から出力まで、すべての回路要素が純粋なパフォーマンスを発揮できるように設計。Panasonic OS-CONやElna Silmic IIコンデンサーなど、主要な表面実装部品はハイエンドパーツにアップグレードされ、短くダイレクトな信号経路を確保するために設計が改良され、音のディテールと表現力がさらに向上したとしている。

電源は、接続された機器(ノートパソコンなど)からUSB経由で供給できるほか、AC/DCアダプターを介して主電源から直接供給することも可能。iFiの超低ノイズ iPower II 5Vを同梱している。

筐体は、他のZENシリーズと同じ外形寸法158×100×35mm(幅×奥行き×高さ)で、アルミニウム製。通常のZENシリーズのグレー仕上げではなく、Signatureシリーズ製品を区別するために使用しているディープスペースブルーで仕上げられている。

フロントには、電源のオン/オフ、USB、S/PDIF、Bluetooth入力の切り替えボタンと、入力されるオーディオフォーマットとサンプルレートを示すLEDを配置。LEDの点灯/消灯、Bluetoothのペアリングモードの起動を行なうボタンも搭載している。

入力端子はUSB-B、光デジタル、同軸デジタル。出力端子はRCA、同軸デジタル、4.4mmバランスを備えている。なお、同軸端子は入出力兼用。

周波数特性は5Hz~80kHz±3dB。出力はバランスが4V、アンバランスが2V。出力インピーダンスはバランスが72Ω以下、アンバランスが36Ω以下。消費電力は最大1W、無信号時0.7W。重量は485g。