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HTC、アイトラッキングも搭載したハイエンドゲーム向け「VIVE Focus Vision」

VIVE Focus Vision

HTCは、企業やハイエンドゲーム向けのXRヘッドセット「VIVE Focus Vision」を発表した。価格は169,000円で、予約受付を開始。一般向け以外に、VIVE Business保証とサービス(2年版)が付属した商用向けも用意。予約受付は10月17日までで、期間内に予約注文すると、29,000円相当のVIVE有線ストリーミングキット(DisplayPortモード対応)が無料でプレゼントされる。

また、VIVE Focus Vision購入者には、3つのゲーム「XR Workout」「Capsule Critters」、「theBlu」を提供。さらに、購入後メールで案内が送られ、下記の3つのゲームパックから1つを選択し無料でプレイできる。

  • PC VRワイルドパック(4本): Metro Awakening, Arizona Sunshine 2, Bootstrap Island, Breachers
  • PC VRエピックパック(4本): The Pirate Queen with Lucy Liu, Taskmaster VR, Wanderer,KayakV R: Mirage
  • MRファンパック(5本): Puzzling Places, Magic Keys, YUKI, Toy Trains, Figmin XR

PCと接続して使用するVR機でありつつ、DisplayPortモード互換を備えたスタンドアローンとしても使用できる両用機。

VIVE Focus 3プラットフォームをベースに、ビジュアルと快適性をアップデート。アイトラッキング機能を内蔵するほか、奥行きの補正をするMixed Reality用のステレオ・カラー・パススルー・カメラ、さらには低照度下でのハンド・トラッキングを強化する赤外線センサーも備えている。

内蔵アイトラッキングによる自動IPD調整機能を備え、ユーザーはヘッドセットを友人、家族、同僚と簡単に共有できる。この機能により、レンズの瞳孔間距離が自動的に調整され、常時クリアなビジュアルを実現。LBEやトレーニングイベントなど、ユーザーの入れ替わりが頻繁な環境にも最適だという。

2つの前面カラーカメラが奥行きのある立体視パススルーを可能にし、ユーザーはヘッドセットを装着しながら自然な世界を見ることができるため、Mixed Reality体験がさらにリアルになるとのこと。

冷却システムを刷新し、快適な動作を実現。サブバッテリーを内蔵し、バッテリーを交換中でも最大20分間デバイスを作動でき、ユーザーはXR体験でポジションをロスすることがないとのこと。

LCDパネル×2を内蔵。表示は、解像度は片目あたり2,448×2,448ドットで、左右合計4,896×2,448ドット。最大120度のFOVと90Hzのリフレッシュレートを実現。DisplayPortモードによる120Hzリフレッシュレートのサポートは2024年後半に対応予定。解像度は両眼で合計5Kを実現している。

プロセッサはQualcomm Snapdragon XR2。メモリは12GB、ストレージは128GB。microSDを使い、最大2TBまで拡張もできる。