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DJI、34320円のドローン操作用HMD「Goggles N3」

DJI JAPANは、ドローン操作用のヘッドマウントディスプレイ(HMD)「DJI Goggles N3」を11月下旬に発売する。価格は34,320円。DJI Neoに同製品とRC Motion3、バッテリー3個、充電ハブ1個を同梱した「DJI Neo Motion Fly Moreコンボ」も合わせて発売する。価格は79,200円。

DJI Neo、DJI Avata 2に対応する操作用のHMD。ヘッド部分を傾けたり、コントローラーを持った手の手首を捻ったりするだけで、前後に360度フリップ、左右に360度回転、横方向に180度ドリフトなど、アクロバティックなドローンの飛行が可能。Avata 2では、ワンタップでパワーループも行なえる。

DJI Goggles N3
DJI Neo Motion Fly Moreコンボ

眼鏡を着けたままでも装着できる、空間に余裕のある内部デザインを採用。ヘッドバンドとバッテリーを一体化して、重量バランスを最適化。軽量で快適なフィット感を実現したとする。

画面は、一面が1,080pで視野角は54度。「驚くほど没入感のある視覚体験を提供する」という。内部ファンを作動させて空気を循環させ、結露を除去するワンタップ曇り止め機能も備える。

DJI Goggles 2と同じアンテナ設計を採用。O4デジタル映像伝送システムに対応することで、優れた耐干渉性能を発揮。1080p/60fpsのライブ映像の場合、超低遅延の平均31ms、伝送距離は最大13km(日本は最大10km)を実現。実際の飛行とほぼシンクロしているような安定した飛行感覚を提供するとしている。

ゴーグルは環境に応じて2.4GHzまたは5.8GHz間で最適な周波数帯を自動的に選択し、高速飛行時にもスムーズなライブビューを確保するという。

注目の機能として、DJI RC Motion 3とペアリングすると、AR(拡張現実)カーソルを使用して、機体の離陸前、またはブレーキの作動中やホバリング中に、機能を起動したり、ゴーグル画面でカメラ設定を調整したりできる機能を搭載。そのほか、スマホにUSB接続することでライブフィード映像を表示できるリアルタイムのライブフィード共有機能を備えるほか、2.7時間の長時間駆動を実現した。